模倣はオリジナルの原点。 さぁさぁ、先週、ゆういちくんとアンパンの話を厨房でしていて、昨日のゆういちくんがパンのことを書いてくれたので、アンサーです。 「模倣はオリジナルの原点」だとずっと思っています。これは昔何度もブログ(http://wazawazapn.exblog.jp/15243119/)に書いてますが、真似をすること自体は、本来は悪いことではない。だけど、どこかでその真似が狂った場合はおかしくなる場合があります。 例えば、真似をしたにもかかわらず、自分で最初から考えたと言ったり。真似をしたことを公表せずにオリジナルだと知らん顔したりすると、これは倫理的に問題があります。でも本来は真似することで技術の習得ができ、ものを覚える方法としては最適な方法だと思います。 赤ん坊は、生まれると徐々に周りの人間の行動を真似をします。手を叩くと手を叩き、笑うと笑う。言葉も徐々に真似をして、訳も分からず発します。やがてその言葉はいつの間にか意味を持ち、感情や行動を表現するようになります。 全ては真似することから始まっている。何度も何度も真似をして、反復練習を重ねている間に物事の真理が見え、なぜなのかどうしてなのかいつか理解し、本当に必要なものがわかってくる。そんな時にオリジナルが出てくるのだと思っています。 ゆういちくんはとても素直で面白い。アドバイスをするとそのまんま受け入れてまるで赤ん坊のように吸収します。毎日のように持ってきてくれるパンの作り方を話していると、面白いことがわかりました。 彼の初めてのパン作りはわざわざの今なんです。石窯を薪を使って温めて、大型ミキサーで何十キロもの生地を捏ね、ルヴァン酵母で長時間発酵で焼く。この私が何年も試行錯誤してたどり着いたパンの製造が、彼の初のパン作りです。 それを家で表現してくるんです。絶対にできません。石窯のスペックと家庭での電気オーブンのスペックは雲泥の差ですし、粉も何から何まで環境が違う。毎回持ってくるパンの焼きがあんまりあまいので、何度で何分焼いているの?と聞いたら、びっくりする答えが返ってきました。そう、石窯のような焼き方をしています。家庭用のオーブンは蓄熱もしないので、もっと長い時間焼かなければならないのです。 それでアドバイスをするんですが、彼はいつもうんうんと言って聞いています。だけど、こないだ、ちょっと待ってください、ちょっと自分で考えたいと言われました。うん、いいことだねと話しましたが、ここからが模倣はオリジナルの原点の話です。(長い!) ゆういちくんは今わざわざで働いていて、製パンについて誰にでも質問できる環境にいます。家に持ち帰り調べる必要なく、すぐ正解がわかる。私の知識を無尽蔵に使うことができ、要は時間をかけず、正解に到達するスピードが速くなるんです。これは素晴らしい特権です。 歴史はすごいです。歴史を学ぶと大抵今のことがわかります。だから現代の発達があるんです。真似をしたり、人に聞くことで理解のスピードを速め、先人の知識を利用することによって、最終的な到達点をさらに向こうに飛ばすことができます。 ゆういちくんはそれをやればいい。私の知識を利用して、もっといいものを最終的に作ればいいんです。だから、最初は聞いたらいい。聞くことがなくなった時点で考えだせばいい。ただ、私も簡単には負けませんがね。ふっふっふ。お互い努力しまくって、意見交換してどんどん先に進みましょー。 そして結局、家庭用のパン作りの本を貸してあげました。もっと簡単な作り方を最初に学んでから作った方が早い。笑。 いやー、私たち毎回生焼けのパン食べさせられてたんですよ。もーう、お腹壊しちゃうから今度はちゃんと焼いてきてよ!笑。 (写真はマリコさんが父の日にプレゼントするというので、店に活けていた花でブーケをプレゼント。喜んでくれたのでとっても嬉しかった。) #manegment

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ヒラハルのインスタグラム(wazawazapan) - 6月20日 10時40分


模倣はオリジナルの原点。

さぁさぁ、先週、ゆういちくんとアンパンの話を厨房でしていて、昨日のゆういちくんがパンのことを書いてくれたので、アンサーです。 「模倣はオリジナルの原点」だとずっと思っています。これは昔何度もブログ(http://wazawazapn.exblog.jp/15243119/)に書いてますが、真似をすること自体は、本来は悪いことではない。だけど、どこかでその真似が狂った場合はおかしくなる場合があります。

例えば、真似をしたにもかかわらず、自分で最初から考えたと言ったり。真似をしたことを公表せずにオリジナルだと知らん顔したりすると、これは倫理的に問題があります。でも本来は真似することで技術の習得ができ、ものを覚える方法としては最適な方法だと思います。

赤ん坊は、生まれると徐々に周りの人間の行動を真似をします。手を叩くと手を叩き、笑うと笑う。言葉も徐々に真似をして、訳も分からず発します。やがてその言葉はいつの間にか意味を持ち、感情や行動を表現するようになります。

全ては真似することから始まっている。何度も何度も真似をして、反復練習を重ねている間に物事の真理が見え、なぜなのかどうしてなのかいつか理解し、本当に必要なものがわかってくる。そんな時にオリジナルが出てくるのだと思っています。

ゆういちくんはとても素直で面白い。アドバイスをするとそのまんま受け入れてまるで赤ん坊のように吸収します。毎日のように持ってきてくれるパンの作り方を話していると、面白いことがわかりました。

彼の初めてのパン作りはわざわざの今なんです。石窯を薪を使って温めて、大型ミキサーで何十キロもの生地を捏ね、ルヴァン酵母で長時間発酵で焼く。この私が何年も試行錯誤してたどり着いたパンの製造が、彼の初のパン作りです。

それを家で表現してくるんです。絶対にできません。石窯のスペックと家庭での電気オーブンのスペックは雲泥の差ですし、粉も何から何まで環境が違う。毎回持ってくるパンの焼きがあんまりあまいので、何度で何分焼いているの?と聞いたら、びっくりする答えが返ってきました。そう、石窯のような焼き方をしています。家庭用のオーブンは蓄熱もしないので、もっと長い時間焼かなければならないのです。

それでアドバイスをするんですが、彼はいつもうんうんと言って聞いています。だけど、こないだ、ちょっと待ってください、ちょっと自分で考えたいと言われました。うん、いいことだねと話しましたが、ここからが模倣はオリジナルの原点の話です。(長い!) ゆういちくんは今わざわざで働いていて、製パンについて誰にでも質問できる環境にいます。家に持ち帰り調べる必要なく、すぐ正解がわかる。私の知識を無尽蔵に使うことができ、要は時間をかけず、正解に到達するスピードが速くなるんです。これは素晴らしい特権です。

歴史はすごいです。歴史を学ぶと大抵今のことがわかります。だから現代の発達があるんです。真似をしたり、人に聞くことで理解のスピードを速め、先人の知識を利用することによって、最終的な到達点をさらに向こうに飛ばすことができます。

ゆういちくんはそれをやればいい。私の知識を利用して、もっといいものを最終的に作ればいいんです。だから、最初は聞いたらいい。聞くことがなくなった時点で考えだせばいい。ただ、私も簡単には負けませんがね。ふっふっふ。お互い努力しまくって、意見交換してどんどん先に進みましょー。

そして結局、家庭用のパン作りの本を貸してあげました。もっと簡単な作り方を最初に学んでから作った方が早い。笑。

いやー、私たち毎回生焼けのパン食べさせられてたんですよ。もーう、お腹壊しちゃうから今度はちゃんと焼いてきてよ!笑。 (写真はマリコさんが父の日にプレゼントするというので、店に活けていた花でブーケをプレゼント。喜んでくれたのでとっても嬉しかった。) #manegment


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2016/6/20

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