yakoのインスタグラム(yaco_tsukiyomi) - 4月23日 01時49分

観てきました。

無音に近い世界で過ごしてる彼らの放つリアルな日常が切なくて痛かった。
ただただ、どこまでもまっすぐで。
殴られても、顔を水に沈められても、叫べない、声も出せない。
普段、どれだけの言葉に助けられ、音に助けられ、文字に助けられているのか。
字幕も、吹き替えも、存在しない。音楽もない。彼らの言語の手話だけで映された、剥き出しの感情の危うさと儚さ。
棘の刺さるようなストレートさが、ズシンと重く感覚に響いた。
久しぶりにホットな作品。観る人によって、きっと解釈は変わるのだろう。
彼自身になったような、はたまた、彼の後を一歩離れて着いていくような、奇妙な立ち位置。
予想もしない結末を想像することが出来た。

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