米田有希のインスタグラム(akiyoneda) - 3月13日 23時15分
今朝、こどもたちを学校へ送って行くバスの中に、息子がジャケットを忘れたことに気づいたのはバスを降りて横断歩道を渡ったときのこと。
今日は体操服の日だったのに、そのジャケットをどうしても持って行くと言って聞かなかった息子。
『なくしちゃうからリュックに入れておこう』
と言っても嫌がって、頑なに手で持っていた。
電車の中、降りるとき、バスに乗り換えるとき、注意していたはずなのに、学校の最寄りのバス停に着いたとたん、安心したのかわたしもチェックをするのを忘れていた。
気づいたのは息子。両手を広げて『ない‼︎』
と叫んだ。
次女が遠くを指差して、
『バス、まだあそこにいる!』
と言った。
遠くに見える次のバス停に停まっている。でも、大きな交差点を渡って、バスを追いかけても、間に合うだろうか…
『ダメだ、間に合わないよ。あーぁ…』
とため息をついたとき、
次女が、
『間に合わないかわかんないよ!にこが走って行ってきてあげようか⁈』 と言った。
その言葉を聞いた瞬間、すごい速さでいろんなことが頭に浮かんだ。
大きな危ない交差点、学校はすぐそこ、もし今取り返せなかったら、スペインでは二度と出てくることはない…
えぇい! 『学校行ってて!ママが行ってくる!!』 そして、走った。
走った、走った、走った。
よく、ドラマとかでバスを追いかけるシーンあるよね。だいたい追いつかないの。
しかも、いつも降りるバス停は決まってて、その先に行ったことがなく、バスを見失ってしまったら、その先のルートがわからない…
大きな交差点で信号待ち、焦れど、あっけなくバスは消えてしまった。
それでも、信号が変わったとたんに走った。一か八かで右に曲がって坂道を登る。
夢の中で走ってるみたいに、足がもつれる…
その先に、バス停があり、バスが停まってる。
まさか‼︎
まってぇーーーーーー!!!
バスの窓越しに、青いジャケットを拾い上げる運転手さんが見えた。
ゼエ、ゼエ、ゼエ
窓を叩く。
それっ、わ た し (の息子)の ! !
バスはそこが終点だった。
あーあーあーー、
こんなに走ったの、久しぶり!
急いで学校へ向かい、息子の教室へ。
『ほらっ、ママ、取ってきたよ!』
『ありがとうは??グラシアスは〜???』
と言ったけど、なぜか照れているようではにかんで言ってくれなかった。
くそ〜褒めてもらいたかったのに!
長くなったけれど、何が言いたかったかというと
やる前に諦めたらできるものもできないんだな。
どんなことでも、やってみないと分からないんだな。
不可能そうに見えたのに、間に合わないかどうかわからないと、言った娘に、教えられた。
今日はちょっといい日。
[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)
>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する
1,062
60
2015/3/13