西野亮廣のインスタグラム(japanesehandsome) - 11月17日 21時59分


19歳で芸人としてキャリアをスタートさせて、「非言語(あるいは翻訳のハードルが低い)エンターテイメントを味方にしないと、世界に出られない」と判断したのが25歳の頃。

舞台の仕事もテレビの仕事も順風満帆にいっていたのですが(『はねるのトびら』がゴールデンタイムでやっていた頃)、世界のエンターテーメントの景色を見てみたい気持ちは抑えられなくて、勇気を振り絞って外の世界に飛び出してみました。

そこから絵本作家としてのキャリアをゼロからスタートさせるわけですが、これが、なかなか上手くいかなくて……「華やかなキャリアチェンジ」とはいきませんでした。

毎日、翌朝まで0.03ミリのペンで絵を描き続け、物語を作り続け、ため息をこぼし続け…そうこうしていたら、同期の芸人達がテレビで活躍し始め、気がつけば後ろ指を指されるようになりました。

世間からすると迷走しているように見えたのかもしれませんが、その間も、自分が作っているモノや、その想いに疑いを持ったことは一度もなくて、その手探りの日々を脚色することなく描いた作品が『えんとつ町のプペル』です。

結局、この作品が世界の扉を開いてくれて、僕は今、ニューヨークにいます。

まだまだ満足のいく活動はできていないのですが、それでも今日もニューヨークの仲間達に支えられながら、挑戦を続けることができています。

今思うのは、
「マーケティングが先行した作品」を作りにいったのではなくて、
「極めて個人的な作品」を作りにいったから、
そこに、強い想いが生まれ、
そこに、光が当たらなくても腐らない粘りが生まれ、
そこに、僕と同じような目に遭った挑戦者達が共感してくれて、
一緒に上を見てくれる友達が現れて、今日があるということ。

心臓が呼んでいるもの手繰り寄せたから今日があるということ。

報われない時間が続くと、ついつい「今、何がヒットしているのか?」といったマーケティングめいた心が顔を出しちゃいますが、ここだけは間違えたくないなぁと思います。

「お前は、周囲に顔色を合わせ続けたことで今日があるんじゃないぞ」と。

 
 
昨日まででミュージカルのクリエイティブ合宿が終わり、今日からは映画イベントが始まります。

明日の上映会のチケットはSOLD OUT。
ここにはミュージカルの仲間達もたくさん観に来てくれるみたい。

挑戦を続けたことで集まることができた仲間達と一緒に、もっと面白い景色を観にいきたいな。

今日も頑張ります。
いつも見守ってくださって、ありがとうございます。

 
西野亮廣(キングコング)


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2023/11/17

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