今川宇宙さんのインスタグラム写真 - (今川宇宙Instagram)「【ご報告】来年１月のシアタートップスでの公演をもって、私、今川宇宙は、劇団大人の麦茶を退団致します。気づけば演劇自体を始めて８年が経ち、私は今年で27歳になります。自分の人生の中で、30歳になるまでに頑張ってみたいことは何だろうと考える機会も増えました。大人の麦茶に入って、多くの方々や作品との出会いを通し、出演するだけでなく演劇を作る側への意欲もとても高まりました。一昨年初めて企画・作演出をしてからその気持ちはさらに強くなり、自分の描く絵や作る世界を生かしながらトータルで演劇を沢山作ってみたいと思うようになりました。演劇以外にも、ずっとやってみたかった漫画を本気で描いてみることや、映像でのお芝居など、今まで以上に勉強したり力を注いでみたいことが沢山できました。一度しっかり時間を作って、自分のこれからやりたい事と向き合いたいと思います。 2018年に「いやですだめですいけません」で大人の麦茶と塩田泰造さんの世界に出会い、演劇の奥深さや座組全員でひとつの作品を作っていく楽しさを知りました。世の中にはこんなに面白い大人達が集まって、こんなに面白くて刺激的な演劇を作っている場所があるんだと心から嬉しい気持ちになったのをよく覚えています。私にとって衝撃の作品だった「おもったことは、なかったです」を経て、「どんな形でも、泰造さんの物語の世界に関わりたい」という思いがより一層強くなりました。そして、コロナ真っ只中の2020年に正式に劇団員として迎え入れていただいてからは、さらに学んだり反省したり考えたりすることの連続でした。団体に所属して活動したことのなかった私にとって、劇団での活動は緊張と悩みの連続でしたが、それ以上に大好きな先輩方やスタッフさん、客演の皆様との時間は楽しく、充実した日々でした。時にぶつかりながらも劇団のためにできることは何かを全員が考え、支え合う環境の中で、多くのことを学ばせていただきました。オトムギの公演を通して、沢山の尊敬する役者さんや、信頼できる仲間とも出会いました。大人の麦茶で過ごした日々は私にとっての青春です。来年１月、新宿シアタートップスでの公演では、作演出として大好きな大人の麦茶への感謝を詰め込み、大人の麦茶の良さを新鮮な側面からお伝えできるような作品にするべく奮闘しております。大人の麦茶という看板を背負っての公演という、身に余る機会をいただけたことに心から感謝しております。 1月、どうかどうか見届けていただけると幸いです。最後になりますが、今後とも大人の麦茶・今川宇宙をよろしくお願いいたします。今川宇宙」11月4日 12時59分