大和田美帆さんのインスタグラム写真 - (大和田美帆Instagram)「. (※えってくらい長いです。)  今日はデビュー記念日。  記念日と言ってもこれまでは特になんの感情もなく、淡々と過ごしていたのですが  今年はなんだかとても感慨深いのです。  気がついたら20年経っていました。  20年前の今日、ミュージカルPURE LOVEでデビューしました。  天王洲アイルにある 当時はアートスフィアと呼ばれていた劇場で。  紅虎餃子房でバイトしながら日芸に通う大学2年生でした。  小池修一郎さんにオーディションでヒロインに選んでいただきましたが、自分としては、思うように歌えず芝居できず、とにかく不甲斐ない思いをしました。  演劇ファンだったからこそ、 自分の実力不足ははっきりと分かっていました。  ご観劇いただいた方々から、 2世の七光りであることを指摘されました。  お恥ずかしながら、 七光りという言葉すら知らず辞書で調べた私。  本人はその時まで、周りが思ってるほど自分を誰かの娘だと感じながら生きてはいなかったのです。  私は私だと思っていたから。  すごくショックでした。  自分の未熟さが嫌になり、このまま辞めてしまおう。とさえ思いました。 努力したくてもその方法も分からなかった時期です。  でも、あの時辞めなかったのは、辞められなかったのは、 ただの「好き」という気持ちが「悔しい」に変わってくれたからだと思います。  いつか認められたい。 親の七光り(うちの場合は14光り)と言われなくなるまで頑張りたい。  その後オーディションに受かるたびに「七光り、コネ合格」 と言われ続けていましたが、気づけばいつからか何も言われなくなったような気がします。  いつからか分からないけれど 自分が気にしなくなった時期があったのかもしれません。 七光りと言われたくないという気持ちが大きなエネルギーになったのは否めない事実。厳しいご意見のおかげです。  ここまで続けられたのは 結局のところ演劇が好き、という思いと 素晴らしい先輩方との出会いのおかげだと思います。  舞台のあと、楽屋に戻ると、血管の中の細胞がザワザワと動いてるのを感じて、「生きてる!」と思える。 これは20年変わらない現象です。このお仕事が好きでたまらないんです。  20代で中村勘三郎さん、森光子さんとご一緒できたのは大きかった。  お二人の、心がびゃんびゃん動いてるお芝居を袖から毎回見ていました。今もその角度からのお二人の姿を鮮明に思い出せます。 お二人がポロポロ涙を流しながら本当に思ってるようにしか見えないお芝居を毎回されてるのを見て、 私も毎回泣いていました。共演者なのに昨日も見たのに泣いてしまうんです。  「こんなお芝居ができる人になりたいなぁ」  お二人だけでなく、どの舞台でも、そう思える先輩や後輩が必ずいて、その側にいられたことは、何よりも光栄で幸福なことでした。  それにしても驚きなのは20年経って まだ、役に向き合って一生懸命にやることに必死で、挑戦と失敗の繰り返しなところ。  経験を積んだら、もっと自分に自信を持ってこれだ!と演じられるのかと思いきや、  これでいいのかな。もっと良い表現のチョイスはないかな、と自問自答の日々。  そのあたり全く成長できていない感じもしますが、  大好きな先輩たちもいつも稽古場でもがいてて、悩んでて、考えてて挑戦してて。時に失敗したりする姿を見せてくださっているので。  私もこのまま、 一つ一つのお仕事を精一杯努めることで、前に進んでいくのだと思います。  20年経って今も舞台に立ててることは 本当に幸せなことです。  今演じているのは、2世であることに悩むハリーポッターの息子アルバスの母親役です。  20周年の今年、この役を演じられること、 とても意味があると思っています。   「好きでハリーポッターの息子になったわけじゃない!」  彼の気持ちが痛いほど分かり、客席から観た時にはアルバスに感情移入しすぎて、ずっと閉まっていた箱を開けられたような感覚になって、心動かされて涙が止まりませんでした。  彼の良き理解者である、母親ジニー役ができて本当に嬉しいです。  2世であることを気にしてた自分、 気にしてません!って言いながらずっと強がってた自分、 そして本当に気にしていない今の自分、 とにかく自分と向き合うことのできる作品です。  ロングラン公演、精一杯努めます。  あー長くなった長すぎる  でももっと話したい  続きは今夜の大和田祭り 限定Instagramでの インスタライブで^_^  みなさんの質問に答えたり デビューから作品を振り返ったりハリポタの話をします。  @ohwada.matsuri   20周年記念、1年限定ファンクラブ 大和田祭りメンバー限定Instagramです。 登録方法はプロフィール欄URLから。 ご参加お待ちしています。」9月17日 11時44分 - miho_ohwada

大和田美帆のインスタグラム(miho_ohwada) - 9月17日 11時44分


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(※えってくらい長いです。)

今日はデビュー記念日。

記念日と言ってもこれまでは特になんの感情もなく、淡々と過ごしていたのですが

今年はなんだかとても感慨深いのです。

気がついたら20年経っていました。

20年前の今日、ミュージカルPURE LOVEでデビューしました。

天王洲アイルにある
当時はアートスフィアと呼ばれていた劇場で。

紅虎餃子房でバイトしながら日芸に通う大学2年生でした。

小池修一郎さんにオーディションでヒロインに選んでいただきましたが、自分としては、思うように歌えず芝居できず、とにかく不甲斐ない思いをしました。

演劇ファンだったからこそ、
自分の実力不足ははっきりと分かっていました。

ご観劇いただいた方々から、
2世の七光りであることを指摘されました。

お恥ずかしながら、
七光りという言葉すら知らず辞書で調べた私。

本人はその時まで、周りが思ってるほど自分を誰かの娘だと感じながら生きてはいなかったのです。

私は私だと思っていたから。

すごくショックでした。

自分の未熟さが嫌になり、このまま辞めてしまおう。とさえ思いました。
努力したくてもその方法も分からなかった時期です。

でも、あの時辞めなかったのは、辞められなかったのは、
ただの「好き」という気持ちが「悔しい」に変わってくれたからだと思います。

いつか認められたい。
親の七光り(うちの場合は14光り)と言われなくなるまで頑張りたい。

その後オーディションに受かるたびに「七光り、コネ合格」
と言われ続けていましたが、気づけばいつからか何も言われなくなったような気がします。

いつからか分からないけれど
自分が気にしなくなった時期があったのかもしれません。
七光りと言われたくないという気持ちが大きなエネルギーになったのは否めない事実。厳しいご意見のおかげです。

ここまで続けられたのは
結局のところ演劇が好き、という思いと
素晴らしい先輩方との出会いのおかげだと思います。

舞台のあと、楽屋に戻ると、血管の中の細胞がザワザワと動いてるのを感じて、「生きてる!」と思える。
これは20年変わらない現象です。このお仕事が好きでたまらないんです。

20代で中村勘三郎さん、森光子さんとご一緒できたのは大きかった。

お二人の、心がびゃんびゃん動いてるお芝居を袖から毎回見ていました。今もその角度からのお二人の姿を鮮明に思い出せます。
お二人がポロポロ涙を流しながら本当に思ってるようにしか見えないお芝居を毎回されてるのを見て、
私も毎回泣いていました。共演者なのに昨日も見たのに泣いてしまうんです。

「こんなお芝居ができる人になりたいなぁ」

お二人だけでなく、どの舞台でも、そう思える先輩や後輩が必ずいて、その側にいられたことは、何よりも光栄で幸福なことでした。

それにしても驚きなのは20年経って
まだ、役に向き合って一生懸命にやることに必死で、挑戦と失敗の繰り返しなところ。

経験を積んだら、もっと自分に自信を持ってこれだ!と演じられるのかと思いきや、

これでいいのかな。もっと良い表現のチョイスはないかな、と自問自答の日々。

そのあたり全く成長できていない感じもしますが、

大好きな先輩たちもいつも稽古場でもがいてて、悩んでて、考えてて挑戦してて。時に失敗したりする姿を見せてくださっているので。

私もこのまま、
一つ一つのお仕事を精一杯努めることで、前に進んでいくのだと思います。

20年経って今も舞台に立ててることは
本当に幸せなことです。

今演じているのは、2世であることに悩むハリーポッターの息子アルバスの母親役です。

20周年の今年、この役を演じられること、
とても意味があると思っています。
 
「好きでハリーポッターの息子になったわけじゃない!」

彼の気持ちが痛いほど分かり、客席から観た時にはアルバスに感情移入しすぎて、ずっと閉まっていた箱を開けられたような感覚になって、心動かされて涙が止まりませんでした。

彼の良き理解者である、母親ジニー役ができて本当に嬉しいです。

2世であることを気にしてた自分、
気にしてません!って言いながらずっと強がってた自分、
そして本当に気にしていない今の自分、
とにかく自分と向き合うことのできる作品です。

ロングラン公演、精一杯努めます。

あー長くなった長すぎる

でももっと話したい

続きは今夜の大和田祭り
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2023/9/17

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