猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 8月29日 15時38分
昨夜遅く、壁画を完成させて戻ってきた彼に一言聞いた。
「ペコペコ?」
「スッゴイ ペッコペコ‼️(日本語で)」
いいぞ。言語とは、心底そう感じた瞬間に口から出して獲得していくものだ……などとひそかにうなづく暇もなく、盛ったそばから食らいつきそうな彼が横に控えていたため、写真がボケました(撮りなおす暇はなかった)。
ドゥミグラスソースの煮込みハンバーグととうもろこしごはん。
意外ですが、ドゥミグラスソース発祥のフランスに、日本のハヤシライスのルーや、ドゥミグラスの缶詰みたいなものは売っていません(昔は缶詰があった記憶)。
なぜだ⁉︎ 作るのに時間がかかるからか?そもそもフランスの家庭からドゥミグラスソースが消えたのはなぜだ⁉︎(彼曰く「うちの母さん、若いころは2〜3日かけてドゥミグラスソース自分で作ってたな」)については、今後も個人的に調査を続ける次第🫡
今夜のルーも成城石井の〝おうちでホッとハヤシルー〟を日本の友達に頼んで持ってきてもらったものを使った。
それに添えるのは今年初めてパリで手にしたとうもろこし。これも意外と思われるでしょうが、フランスにはコーンポタージュが基本存在しません。とうもろこしはアングロサクソンの穀物。そしてとうもろこしを食べるのはアフリカ系移民……というのが、フランスでの基本認識。
ところが昨今のグルテンフリーブームで、とうもろこし粉なんかが以前よりクローズアップされてるんですね。でもやっぱり、それ以上の広がりは感じられない(こんなに美味しいのに)。
フランスのとうもろこしは、火を通しても皮がシャキッとしているところが持ち味。甘味も十分にあるから、とうもろこしごはんにするととても相性がいい。今日はゲランドの塩と昆布だし、すこしの白ワインとバターで炊いた。
そんなわけで、フランス在住のお友達には、日本のハヤシライスのルーと、コーンポタージュの素(インスタント、キャンベル缶など)をお土産にすると、意外な角度で非常に喜ばれます。
ハンバーグ煮込み動画は、タイミングよくラジオから流れてきた不穏なBGMとともにお楽しみください🤓
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2023/8/29