紗栄子さんのインスタグラム写真 - (紗栄子Instagram)「今日、明日 @nasufarmvillage は定休日となっております🐴🌿 そして今日、8月23日はバンブスの命日です🐎🤲🏻🌻 去年の今日は私にとって人生で最も辛い1日となりました。まさかそんな結末になるとは知らず、前の日から立てなくなったバンブスを、みんなで回復を願いながらサポートをしていて、朝に獣医さんがいらっしゃってからバンブスが天国へ旅立つまでにはそう時間はかかりませんでした。腰を悪くして真っ直ぐ歩けなり殺処分対象になったバンブスは、厩務員さんからレスキューの連絡があり、2年前にNASU FARM VILLAGEにやってきました。馬部のみんなとリハビリを頑張りながら順調に回復をしていたバンブスは、外でのお散歩も、なんなら走れることもできるようになってきていて、そんな矢先の出来事で、その夜も私たちはまた立てると信じ、バンブスが諦めてしまわないように、しんみりしないように、馬場に拠点を作ってみんなで明るく夜通しサポートをしていました。バンブスも何回も立ち上がって倒れてを繰り返し、休み休みでご飯もしっかり食べてくれて、本当によく頑張っていました。朝になって、獣医さんがやってきて、そう先は長くないこと、このままサポートをし続けた場合に起きるその他の死亡リスク、24時間のサポートが必要とされる状態で通常営業も両立していかなければいけないスタッフの体力... 私がそれを悟るにはそう時間はかかりませんでしたが、そのことを受け入れることがなかなかできず、ただただ涙が止まりませんでした。獣医さんも、私の性格をよく知ってくださっており、優しく、私がそのことを受け入れられるように、本当に丁寧に、全てのことをゆっくりと伝えてくださいました。理由がどうであれ、私が初めて安楽死の決定を下した日。バンブスの命の灯火を私が消した日。「安楽死」というものは、苦しんだ末に選ぶこともあるかもしれないと、馬の保護活動を始めた時にも、わんこたちを家族に迎え入れた時にももちろん覚悟はしていたことではありますが、まさかまだ生きたいと頑張るお馬さんに、まだ5歳だった若いバンブスに、その決断を下す日が来るとは、全く想像もしていませんでした。今でもその事実に胸を締め付けられる時が何度もありますが、1年が経った今、やっと少しあの日のことをこうやって振り返り、話せるようになりました。バンブスはNASU FARM VILLAGEにやってきた時に、YouTube「SAECHANNEL」で紹介したこともあって、たくさんの方に温かく見守っていただき、応援していただいた愛らしい男の子でした。なので、本当はもっとちゃんとお伝えしなければと思っていたのですが、こんなに時間がかかってしまいました。 @nasufarmvillage は観光牧場として営業しておりますが、保護馬のセカンドライフを築く活動も並行して行っております。お客様がNASU FARM VILLAGEで購入してくださった商品や飲食物、アクティビティの全てがNASU FARM VILLAGEの保護馬たちの支援に繋がります。いまいる全てのお馬さんも、人のために働き、働けなくなった途端に人に必要とされなくなったお馬さんたちです。みんなとっても可愛い子達で、でもそれだけでは生きる権利さえ与えられず殺処分されてしまうかもしれなかった子達です。そんな危機があった子達でも、それでもいまファームにいる子達はとてもラッキーで、皆さんのサポートを受けながらファームにて安全な環境のもとたくさんの愛情に触れながら天寿を全うすることができますが、競走馬として生産された馬の8割にものぼる馬達が「行方不明者」というかたちで、活躍できないと判断されたとたんに殺処分され、ドッグフードや食用の馬肉となります。いま、ファームでは馬部のスタッフも減ったこともあり、いま居る18頭のお馬さんを守るのに必死な状況ではありますが、今後正式に馬部の求人も始めて、同じ志を持つ仲間たちと共に既にいま居る馬達の生活を守りながらも、バンブスのような行き場のなくなった馬達を1頭でも多く受け入れられるように、より一層頑張っていきたいと思っております🤲🏻 皆様引き続きNASU FARM VILLAGEをよろしくお願い致します😌🤲🏻🐎🌿 人と動物と自然のそれぞれがそれぞれを支え合い、補い合っている愛の循環を感じる場所。その優しい世界がリアルに広がるNASU FARM VILLAGEが私は大好きです🐎🌏👫👬🌿🤲🏻✨」8月23日 18時06分