亜希子のインスタグラム(akiko_ohki) - 8月22日 10時23分
『南洋のソングライン 幻の屋久島古謡を追って』(大石始さん著/キルティブックス)
34歳、初読書は屋久島に関するノンフィクションルポタージュにしました⛰️
著書の大石さんが幻の屋久島古謡を追うべく島の歴史に向き合ううちに、なぜか大いなる何かに誘われていくような、スペクタクルかつ情熱に溢れる本でした。
本を閉じた時、思わず「著者さん、凄すぎるッスよ…情熱」と拍手をしてしまいました…。
実際に足を運んでリサーチするだけではなく、膨大な文献の数々と真剣勝負されている、本当に素晴らしい本でした。
私自身、プライベートで何度も屋久島に行ってますが、あの島は本当に不思議な島だと思います。
どう言語化したらよいか、少し難しいのですが……。
入島する時は「今回も淡々と山に登り、ちょっくら美味しいものを食べて帰るのだ」くらいに予測しているのに、なぜか帰る頃には大切な人が増えている。
私は全然、社交上手じゃないのに、なぜか大切な仲間が増えている。
比喩ではなく、自然と対話している自分がいる。心の底から人生の英気を養える。
そして、煌々と輝く星のように、新しい小説のアイディアが降ってくる。
だから、私にとって20代半ばから屋久島に行くという行為が特別なものになりました。
*
古謡を追いかけるため奔走する著者の前に、次から次に現れるキーパーソン達。
ドラマでいうところの、超重要人物たち。
まるで、この本を書くために屋久島の神様が少しずつ展開を用意をしてくれたみたいな、そんな流れでシビれます。
覚悟を決め物語に向き合うと決めた作者にだけ、次の扉は開かれるのだなぁと、作家としても考えさせられました。
良いノンフィクションが私も書きたくなっちゃった!⛰️✨
島のシャーマンみたいなおばちゃんのお告げの話が出てきたり、島民の方々が山の中で遭遇した不思議体験も描かれており。
そういう部分も、エンタメとして大変面白かったです。
編集者の国本さん ( @kunishin55 )素晴らしい本をありがとうございます!
そして、我が家に飾っているGOMAさん ( @goma_official )の素敵な絵の手拭いを書影の背景にしました。
皆様✨🌙
編集者の国本さんが編集され、GOMAさんや私、井浦新さんがご登場するサウンターンマガジン・屋久島特集も来月発売なので宜しくお願いします🧡👏✨
(スライド2枚目に書影ありマス)
#亜希子読書
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2023/8/22