佐藤友子のインスタグラム(tomokosato_hokuohkurashi) - 8月20日 20時53分
この展示のニュースを知った数ヶ月前から、絵をひと目見て「これは行ってみたい!」と直感的に思っていたデイヴィット・ホックニー展に東京都現代美術館まで行ってきました。
夫と息子が夏のふたり旅に出ているので、わたし一人で車をビューンと走らせて。(一人ドライブ好きです。車の中で音楽を聴きながら無心になれるところが)
結果、この展示は本当に観に行ってよかったです。とても幸せな気持ちになることができました。
現在80代後半のご高齢になられているデイヴィッド・ホックニーは今もなおメガネもファッションもとってもチャーミング。
自分の身近にあるふとした景色、花瓶に飾られた花、窓辺に差す光、水の色、森の中の道、大切な人。
そういう身のまわりの風景をどの時代も見つめ続けながらも、新しい技法や道具を取り入れることで「自分が見る世界」の表現がより深く、より複雑に、より広がってゆくように今もなおトライし続けているさまが展示されている絵からビシバシと伝わってきました。
そしてコロナ禍のロックダウンの中で仕上げたという「ノルマンディーの12ヶ月」という全長90メートルにもなる作品にはなにか希望のようなものを感じ、2周してじっくりと観てしまいました。
庭の景色が季節や時間によって変化していく様子が、なんと繋げると90メートル分も!という。
世界が一見閉じているように感じられたであろう時期に、こんな色鮮やかで麗しく優しい世界を生み出していたんだなぁと。
最近、森や自然の中をゆっくり散歩したい願望に駆られていたけれど、まさか美術館でそれと似た体験をさせてもらえるとは思っていませんでした。
家に帰ってちょっと休んでから再びスーパーに買い出しに行くためにいつもの道を歩いていたら、わさーっと茂る植物に午後の光が当たっているのを見て、これまで感じたことがなかった麗しさを感じました。
きっとデイヴィット・ホックニーの絵を見て、なにか、今までとは違う日常を見るメガネをもらって帰ってきたのかもしれない、と思います。
いつまで続くかわからないけれど、今日と、せめて明日?くらいまでは、きっとわたしの身の回りの世界の色や光がちょっとだけ今までと違って見えるはず。
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2023/8/20