職人.comさんのインスタグラム写真 - (職人.comInstagram)「【旧安川邸】  10月に竜王戦第3局の開催が決まり、藤井聡太竜王・名人の対局の開催場所として市民に注目されている旧安川邸に行ってきました。  旧安川邸は、明治期に石炭関連企業を次々と創業し、工業都市・北九州の基礎を築いた企業家である、安川財閥の創業者「安川敬一郎」により建設された住宅です。北九州市戸畑区の夜宮公園内にあり、令和4年から一般公開されるようになりました。  明治以降、大正末期、昭和初期と、安川家が代々繁栄したことを物語るような裕福さを感じる建物が残されています。北部北九州における高級住宅史上極めて貴重な住宅建築であることから、北九州市指定文化財となっています。  安川家は明治10年、敬一郎の代で当時の福岡藩から遠賀芦屋町に移り、安川商店を設立し、石炭販売を開始しました。かつて麻生太吉、貝島太助と共に「筑豊御三家」と呼ばれ、日本の近代化を支えた炭鉱王の一人です。明治末期にかけて明治鉱業株式合資会社を設立し社長を務めるかたわら、教育問題にも取り組みました。大正4年には、現在の株式会社安川電機を設立。安川家は北九州市の工業発展や「文教のまち」としての戸畑の発展に大きく貢献しています。  見学できる本館棟は、昭和初期に建てられた近代的な和風建築のため、玄関や応接室など和洋折衷な作りでモダンな丸窓やヘリンボーンのフローリング、編んだような模様の網代天井がとても素敵でした。奥に広がる大座敷は明治45年に若松から移築されたもので、畳や襖を外せば能の舞台にもなるような作り。全面の畳廊下もとても優雅でした。13,000平方メートルの敷地の建物群と庭園が立派ではあるのですが、全体的に自然体で素朴で、懐かしくも感じる居心地の良い邸宅でした。当時、財を成した安川家ではありましたが、国の事業で得た財は国のために使うという信念があり、教育問題に取り組むことが使命であると、巨額の私財を投じて明治専門学校(現在の九州工業大学)、付属小学校(現在の明治学園)を設立。その人となりが感じられます。  大座敷棟には、日本茶ソムリエの淹れる本格的な日本茶カフェ「茶論 Salon du JAPON MAEDA」が営業しています。福岡県のお茶の産地で有名な八女市星野村や、全国の厳選された茶葉を独自の製法で仕上げ提供されていて、夏限定の抹茶とほうじ茶を使ったかき氷をいただきました。大座敷は広々としていて、とても静か。大きな窓から庭を眺めながら、ひんやりとした畳に寛ぎ、時間を忘れるひとときでした。  若松ショールームからは車で15分。洞海湾を挟んだ対岸が戸畑区なので、若戸渡船を利用して足を伸ばしてみるのも良いかもしれません。  旧安川邸 https://www.yaskawatei.org/ 若松ショールーム(※2023/8/11-13は臨時休業でございます) https://www.shokunin.com/jp/showroom/wakamatsu.html  @shokunincom  #職人ドットコム #職人ドットコム若松ショールーム #若松区 #若松バンド #若戸大橋 #若松南海岸通り #洞海湾 #好きっちゃ北九州 #若松に恋 #上野海運ビル #上野ビル #上野海運 #登録有形文化財 #国登録有形文化財 #日本のナポリ #歴史的建造物 #若戸渡船 #北九州市若松区 #北九州若松 #安川邸 #旧安川邸 #安川敬一郎 #安川電機 #文教のまち #文教のまち戸畑 #戸畑区 #戸畑 #北九州戸畑 #北九州市戸畑区」8月8日 19時20分 - shokunincom

職人.comのインスタグラム(shokunincom) - 8月8日 19時20分


【旧安川邸】

10月に竜王戦第3局の開催が決まり、藤井聡太竜王・名人の対局の開催場所として市民に注目されている旧安川邸に行ってきました。

旧安川邸は、明治期に石炭関連企業を次々と創業し、工業都市・北九州の基礎を築いた企業家である、安川財閥の創業者「安川敬一郎」により建設された住宅です。北九州市戸畑区の夜宮公園内にあり、令和4年から一般公開されるようになりました。

明治以降、大正末期、昭和初期と、安川家が代々繁栄したことを物語るような裕福さを感じる建物が残されています。北部北九州における高級住宅史上極めて貴重な住宅建築であることから、北九州市指定文化財となっています。

安川家は明治10年、敬一郎の代で当時の福岡藩から遠賀芦屋町に移り、安川商店を設立し、石炭販売を開始しました。かつて麻生太吉、貝島太助と共に「筑豊御三家」と呼ばれ、日本の近代化を支えた炭鉱王の一人です。明治末期にかけて明治鉱業株式合資会社を設立し社長を務めるかたわら、教育問題にも取り組みました。大正4年には、現在の株式会社安川電機を設立。安川家は北九州市の工業発展や「文教のまち」としての戸畑の発展に大きく貢献しています。

見学できる本館棟は、昭和初期に建てられた近代的な和風建築のため、玄関や応接室など和洋折衷な作りでモダンな丸窓やヘリンボーンのフローリング、編んだような模様の網代天井がとても素敵でした。奥に広がる大座敷は明治45年に若松から移築されたもので、畳や襖を外せば能の舞台にもなるような作り。全面の畳廊下もとても優雅でした。13,000平方メートルの敷地の建物群と庭園が立派ではあるのですが、全体的に自然体で素朴で、懐かしくも感じる居心地の良い邸宅でした。当時、財を成した安川家ではありましたが、国の事業で得た財は国のために使うという信念があり、教育問題に取り組むことが使命であると、巨額の私財を投じて明治専門学校(現在の九州工業大学)、付属小学校(現在の明治学園)を設立。その人となりが感じられます。

大座敷棟には、日本茶ソムリエの淹れる本格的な日本茶カフェ「茶論 Salon du JAPON MAEDA」が営業しています。福岡県のお茶の産地で有名な八女市星野村や、全国の厳選された茶葉を独自の製法で仕上げ提供されていて、夏限定の抹茶とほうじ茶を使ったかき氷をいただきました。大座敷は広々としていて、とても静か。大きな窓から庭を眺めながら、ひんやりとした畳に寛ぎ、時間を忘れるひとときでした。

若松ショールームからは車で15分。洞海湾を挟んだ対岸が戸畑区なので、若戸渡船を利用して足を伸ばしてみるのも良いかもしれません。

旧安川邸
https://www.yaskawatei.org/
若松ショールーム(※2023/8/11-13は臨時休業でございます)
https://www.shokunin.com/jp/showroom/wakamatsu.html

@職人.com

#職人ドットコム #職人ドットコム若松ショールーム #若松区 #若松バンド #若戸大橋 #若松南海岸通り #洞海湾 #好きっちゃ北九州 #若松に恋 #上野海運ビル #上野ビル #上野海運 #登録有形文化財 #国登録有形文化財 #日本のナポリ #歴史的建造物 #若戸渡船 #北九州市若松区 #北九州若松 #安川邸 #旧安川邸 #安川敬一郎 #安川電機 #文教のまち #文教のまち戸畑 #戸畑区 #戸畑 #北九州戸畑 #北九州市戸畑区


[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する

261

0

2023/8/8

職人.comを見た方におすすめの有名人

IT・通信のおすすめグループ