上原りさのインスタグラム(uehara_risa_official) - 8月6日 14時49分

8月6日
78年前の今日、たくさんの尊い命が奪われました。

私は今年、ミュージカル『バウムクーヘンとヒロシマ』という作品に出演させて頂いたのをきっかけに、この日への感じ方が変わりました。
実はお稽古をする日々の中で実際に現地に行こうという話が出て、2月頃カンパニーメンバー数名と広島に行ったのです。
そこで自分が実際目にして、聞いて知った事は、現地に行かなければ知らなかった、分からなかった事ばかりでした。

「学校の授業でやったから知ってる」
　　　　　　そんな事が言えなくなるくらい。

原爆の被害にあったのは日本人だけじゃない。
そこに当時住んでいたドイツ、韓国や中国、台湾、東南アジア、日系の人々、そして捕虜となっていた兵士の人々も原爆の犠牲者になったという事を私は初めて知りました。
中には骨さえも残らなかった人もいたと。
平和記念公園の中には色んな慰霊碑がありました。それを見る度ただただ苦しくて、悲しくて、なんと表現したらいいのか分からなくて涙が止まりませんでした。
"似島（にのしま）"も作品に関わっていなければ知る事はありませんでした。
皆さんは知っていましたか？
私たちが教科書で見た原爆の被害を受けた人々のお写真。
この多くはほぼ似島で撮影された物なのだそうです。
似島には戦時中似島検疫所があり、原爆投下後はそこが野戦病院として使用されて被災した人々が運ばれたからです。
この事も初めて知る事の一つでした。
悲しい事に世界では今でもまだ戦争が続いているというのが現実です。
でも同じ事の繰り返しだけは本当にしてはいけない。
こんな凄惨な出来事は繰り返されてはいけない。
これだけは声を大にして言いたいです。

学校の授業で習う事なんて歴史の中のほんの一部。ひとつまみのことです。
多くの人に実際に現地で見て感じてそして考えて欲しい。
そう思う今日この頃です。

#広島 #原爆 #ノーモアヒロシマ

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