小林唯さんのインスタグラム写真 - (小林唯Instagram)「久しぶりの神津島旅行が終わってしまい、ダラダラと仕事をする日が続く。先日は会社の暑気払いがあった。  西武線の最終電車は薄ぼやけた夜の中を鋭い光と鈍い音で切り裂いていく。それは切り裂くなんていう美しいものではなく力任せに引き裂いていくようなものであったけれど、少し酔ってしまった頭に心地よく響き、僕は間近に迫っているであろう夏の終わりを思う。 始まりがあれば終わりがあり、永遠なんてものはないんだよ、と諭してくる夏に苛立ちを感じながら、短パン姉ちゃんの足の付け根を睨めつけている。  美しさとはなんなのか、もののあはれとはなんなのか、何になるべきなのか、そんななんの役にも立たない事を考えながら、死生観を手繰る。  別に何が憎いわけでもないんだがなぁ、と独りごちるには生まれてきた事を呪いすぎている自分がいて、それをひっくり返すような事というのはなかなかない。僕は常にX軸に対してマイナス方面を死にかけの熱帯魚のように虚ろにふらつく事しかできない。  昨日より少し日が短くなったな、と思う。何処かでくるべき頂点をすぎた世界は下降をたどるしかないのだけど、それはただの事象であって、意味を持つものではない。にもかかわらず僕らは感傷的な気分にさせられてしまう。 僕のセンチメンタルなんてものは、誰かの自然現象に過ぎないのだろう、と再確認する事は悲しくもあり、何事でもないのだ。 そんな事を考えながら黄色い電車の中で見た夢は、生まれた事を意識する前の夢で、なんだか少し悲しくなる。痛み、苦味、そんなものが舌先から脳へ、視界から脳へ、聴覚から脳へと駆け巡り、夢の世界で花開く。たまったもんじゃない。  引っ越しに伴い出てきたLOとMacBookが入ったバッグが僕の肩に食い込む。これはどう考えても業だな、と思いながらバッグ肩紐を強く握る。 彼岸まで泳ぎ切るには少し重い荷物をどこで僕は捨てなければならないのだろう。 なんにせよ、継続的にダイエットをしなけければなるまい。  昨日入った銭湯で、タニタの体組成計に乗ったけっか、僕の身体は35歳だったから、このままどんどん若返って、父親と母親のたんぱく質の一部に戻れないもんかな、と思いながら家に帰る。」8月5日 8時43分 - yui3651

小林唯のインスタグラム(yui3651) - 8月5日 08時43分


久しぶりの神津島旅行が終わってしまい、ダラダラと仕事をする日が続く。先日は会社の暑気払いがあった。

西武線の最終電車は薄ぼやけた夜の中を鋭い光と鈍い音で切り裂いていく。それは切り裂くなんていう美しいものではなく力任せに引き裂いていくようなものであったけれど、少し酔ってしまった頭に心地よく響き、僕は間近に迫っているであろう夏の終わりを思う。
始まりがあれば終わりがあり、永遠なんてものはないんだよ、と諭してくる夏に苛立ちを感じながら、短パン姉ちゃんの足の付け根を睨めつけている。

美しさとはなんなのか、もののあはれとはなんなのか、何になるべきなのか、そんななんの役にも立たない事を考えながら、死生観を手繰る。

別に何が憎いわけでもないんだがなぁ、と独りごちるには生まれてきた事を呪いすぎている自分がいて、それをひっくり返すような事というのはなかなかない。僕は常にX軸に対してマイナス方面を死にかけの熱帯魚のように虚ろにふらつく事しかできない。

昨日より少し日が短くなったな、と思う。何処かでくるべき頂点をすぎた世界は下降をたどるしかないのだけど、それはただの事象であって、意味を持つものではない。にもかかわらず僕らは感傷的な気分にさせられてしまう。
僕のセンチメンタルなんてものは、誰かの自然現象に過ぎないのだろう、と再確認する事は悲しくもあり、何事でもないのだ。
そんな事を考えながら黄色い電車の中で見た夢は、生まれた事を意識する前の夢で、なんだか少し悲しくなる。痛み、苦味、そんなものが舌先から脳へ、視界から脳へ、聴覚から脳へと駆け巡り、夢の世界で花開く。たまったもんじゃない。

引っ越しに伴い出てきたLOとMacBookが入ったバッグが僕の肩に食い込む。これはどう考えても業だな、と思いながらバッグ肩紐を強く握る。
彼岸まで泳ぎ切るには少し重い荷物をどこで僕は捨てなければならないのだろう。
なんにせよ、継続的にダイエットをしなけければなるまい。

昨日入った銭湯で、タニタの体組成計に乗ったけっか、僕の身体は35歳だったから、このままどんどん若返って、父親と母親のたんぱく質の一部に戻れないもんかな、と思いながら家に帰る。


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2023/8/5

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