桜木梨奈のインスタグラム(rina_sakuragi) - 7月1日 17時00分
映画【#遠いところ】
監督・脚本 #工藤将亮 さん
試写で拝観しました。
映画を観た直後も、暫く経ってからもなかなか言葉に表せず、書いては消してを繰り返してばかり…
だからあなたにも絶対に観て欲しい!
そして一緒に語り合い、この映像作品を希望のきっかけにしたいですね。
観たらわかりますが、俳優としてそこに自分が居ない事が本当に悔しくなります!
ドキュメンタリーのような演出と、キャスト陣の作り込みの深さ、体現力の凄まじさに“映画”を観ている事を忘れさせられました。
よく女手一つで子供を育てる感動物語はありますが、そんな観客が感動する為のご都合主義なエンタメ映画なんかじゃありません。
当事者の問題を、この世に存在しない架空のモノにすり替えず、そこに生きる人に寄り添い、その存在を大勢の人へ届ける為の記録。
沖縄が舞台ですが、アオイは日本中にいます。
アオイのような女性と出会った事がなかったり、彼女達が抱える問題について触れたり悩んだ事がなかったとしたら
それは、自分にはこの問題については“特権”を持っていることを認識するチャンスだと思います。
私もフェミニズムや人権を考えるようになってから“特権”というワードを知り、まだまだ勉強中ですが、
問題を抱える当事者が声を上げ続けても、特権を持つ人、マジョリティにもまずは認識・理解され、共に改善の為に行動する輪が広がらないと、状況を変える事はなかなか難しいです。
それは個人だけの問題ではなく、社会が当事者へ与える選択肢の少なさや、「そういう物だ」と歪んだままの常識が生み出す構造的な問題が複数存在しているから。
また、マイノリティを苦しめるどんな問題でも、当事者だけが解決に向けて声を上げ続ける事は肉体的にも精神的にも消耗が激しい事と思います。
だから、こうして映画になる事の意義を力強く感じました。
私達にとって「遠いところ」の話では全くなく、共通認識していたい身近な現実だった。
マジョリティ側の人、特権を持つ人達の認識が変わるだけでヒョイっと変えられる事柄も沢山あると思うのです。
本作を日本中の人が観たら、1mmでも社会が当事者だけではなく、皆にとって生きやすい方向へ変わるんじゃないでしょうか?
その1mmの積み重ねが、誰もが動かないと思っていた大岩を動かす事になるでしょう。
そう信じて生きたい。
7/7(金)〜全国ロードショー
東京ではテアトル新宿などで上映です!
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2023/7/1