山本左近のインスタグラム(sakon_yamamoto) - 6月30日 10時15分

大型放射光施設SPring8 とSACLAを視察。(5月)

約25年前より日本の科学技術や産業イノベーションを支えてきた放射光施設。

硬X線で物体の構造を見ることで、なぜ？を明らかにするものです。

どのように起こっているかはわかっていても、何故、どのように起こっているか解らない現象はたくさんあるそうです。

視察では加速器やビームラインを見させて頂きました。

よく速い車は美しいと言われますが、電子をほぼ光速まで加速させる直線加速器の美しさには感動します。

機器の美しさや、精密な設置技術と微調整を加えて完成させていく技術者のレベルは、まさに日本の底力を感じます。

例えば、車のタイヤのイノベーションに貢献していたり、水素燃料電池車の触媒の研究に使われたり、またバイオ創薬の研究でも実績を上げています。

今年は仙台にNano Terasuという軟X線で表面を見ることが得意な放射光施設もできました。
それぞれの特色を活かして参ります。

今後20、30年後も日本が科学技術・イノベーションを加速させられる様に、「なぜ？を見ることができる」世界最高峰の技術力を有する放射光施設が重要です。

そのためにも現在の老朽化や高度化の課題などにしっかりと向き合うため、文科省において高度化TFを設置して現在取り組んでいるところです。

未来のため、子どもたちのため、科学技術によって日本の未来を切り拓く！

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