末永百合恵のインスタグラム(yurie__suenaga) - 6月19日 12時43分

学生時代からずっと会いたかった人。

彼の作品に出会えたことで、より映画というものを好きになり、誰かやなにかを愛したり失ったりする人生の感性に共鳴して、観終えるといつも泣きながら眠った。

さまざまな人生の辛苦もいつかはロマンティックなフィルムの一コマになるかもしれない、と思えた。

『大人は判ってくれない』の中で、アントワーヌ・ドワネルが走るこの橋の下。

フランスの墓地は豪華な墓石で目の引くものも多い中、よく探さないと通りすぎてしまうような静かな場所に、やはり静かに、眠る墓石を見つけたら、ああ、確かにそういう人だよね。
華美に飾り立てたり目立つようなことはしないよね…と、なんだかとても腑に落ちて、

彼に会えたことが嬉しくて、感極まった。

起こしてごめんなさい、と小さく謝って、ずっとしたかった挨拶をして帰った。

R.I.P. Francois Truffaut.

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