猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 6月7日 17時01分

おとといのこと。

真ん中のワンピースのマダムが自転車で走行中、私も思わず「あっ‼️」と声をあげるほど、車道で派手に転んだ。

反対側の歩道から私が駆け寄ろうとした瞬間、すでに通りすがりの人と、転んだ地点にある店の店員さん、合わせて6人が瞬時に駆け寄って、私の出る幕などひとつもなかった。

こんなとき、「なぜ東京は、こうでないのか」と短絡的に考えるよりも、「この違いの根底にはなにがある？」と、自動的に考えてしまう。

ズバリ、余裕だ。

まずは心の余裕、それを作り出す物理的な時間の余裕。そして、相手を許す余裕。

移住から1年と3ヶ月。私の体と心は、完全に東京ストレスから解放されて、本来の野生・猫沢エミへと、日々、野良化が進んで心地よいことこの上ない。

東京ストレスとはなんなのか？　を、海を超えた遠くの地から俯瞰し始めている。

自分の感じたままに、己の良心に、その人の哲学に、素直に従って行動できる社会。そして、不完全な自分を認め、相手も許せる社会。それが私の思う、理想の社会だ。

ここはみつを共和国。

転んでもひとりぼっちじゃないんだよ。

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