猫沢エミさんのインスタグラム写真 - (猫沢エミInstagram)「先日、にゃんフラの生徒さんに赤ちゃんが生まれた👶その子の名前が杏ちゃんだからなのか。 @lamainvertebio で出始めぴかぴかのアブリコ（杏）を見つけた時、迷いなく「よし！　お祝いにタルトを焼こう」と決めた。約1キロの杏の皮をペティナイフでちまちまむいて、小さく切り分ける作業が好きだ。頭が空っぽになって、デフラグされてすっきりする。切った杏にレユニオン島のラムを大さじ1〜2、シナモンを振りかけてマリネ。ただし、砂糖は入れない。本当は、こんな造作もないタルト、自分のレシピでちゃっちゃと生地を作ればよかったんだけど、多忙期の時短で市販のパート・ブリゼ生地を使う。マリネした杏を並べて、きび砂糖をすみずみまで振りかけて、200℃に熱したオーブンの上段で35分焼けば出来上がり。砂糖をマリネ時に混ぜると、砂糖の浸透圧で果物から無駄な水分が出てしまうので、砂糖は焼く直前に振りかける。すると、浸透圧と高温のオーブンで果物の水分が飛んでいくスピードがちょうど合って、ねっとりと凝縮した美味しいガルニチュール（タルトにのせるもの）になる。加えて、タルト台もパリパリの仕上がりに。仕事が立て込んでいる時ほど、菓子の生産率が上がるのはなぜなのか。それは、食べなくても生きていけるお菓子は、食べた時だけでなく、作る時も無常の癒しをくれる存在だからなんだろう。杏ちゃん、誕生おめでとう🍑✨ 【参考までに】冷蔵・冷凍のパートブリゼ生地の生地がなければ、拙著「ねこしき」に掲載の《地獄のチェリーバイ》の生地レシピで作れます。この場合、杏は500〜700gくらい。 #猫沢飯　#ねこしき　#猫沢エミのインターナショナル五十路ライフシフト #猫沢エミリーパリへ行く　#タルトフィーヌは果物のはじっこがちょっと焦げるくらい焼くべし」5月21日 5時58分