浅野真澄のインスタグラム(asano.masumi) - 5月7日 14時48分
今日の写真1、2:
昨日Twitterにも書きましたが、実は1ヶ月前、ケダマが虹の橋を渡りました。
9歳10ヶ月でした。
頭から血を流して、商店街の片隅で、あらん限りの力で鳴いていた小さなちいさなケダマ。店員さんに「うるさい!」と何度も追い払われ、冷たいコンクリートにうずくまる姿を見て、素通りできなくなりました。このままでは死ぬ、とわかってしまったからです。あれから10年が過ぎたなんて、なんだか信じられません。
ケダマは亡くなる前日までとても元気で、いつものように歌い、いつものように食べていました。けれど、朝、いつものようにケージの布を取ったら、もう落鳥しておりました。そのときのショックを思い出すと、今でも胸が苦しくなります。確かに最近、足がガサガサしてきたし、くちばしも歪んできて「高齢だから」と診断されていました。日常生活に支障がないよう、歪んだ部分はハサミでカットしたりしていました。それでも、とてもハツラツとして明るいし、まだまだ一緒にいられると思っていたのです。
ケダマがいなくなったことで、アビちゃんは、目に見えて食欲が落ちていきました。オカメインコはもともと、群れで生活する生き物。10年間、ずっとケージを並べて暮らしてきたケダマの不在は、21歳という高齢オカメのアビちゃんにはとても衝撃だったようで、体重は81gから76gまで減りました。病院では、75gを切ったら危ないと言われ、毎日ハラハラしながら試行錯誤を繰り返しました。飼育書を読み直し、ケージの中を見直し、食いつきがいいというフードを調べてあれこれ取り寄せました。その甲斐があったのか、今はどうにか持ち直しつつあります。今日の体重は79gでした。よかった。
ケダマは毎日歌ってくれていたので、ケダマがいない部屋の中は静かで、正直とても寂しいです。
とはいえ、もしまた同じシチュエーションになったら、私は、今度は絶対に拾い上げず、心を鬼にして素通りすると思います。
診てくれる病院がほぼない。飼育方法が全くわからない。人に相談できない。そういう中でちいさな命を守り育てるのは本当に難しく、「病気にさせてはいけない」と、気を張り続けた10年間でもありました。絶対にオススメしないし、私がしたことを肯定する意図はないと、ここに強調しておきます。
それでも、私にとっては本当に特別で幸せな、得難い10年間でした。毎日楽しそうに、一生懸命なにか話しかけてくれる、あのまなざしを決して忘れることはないでしょう。微笑んでいるように見えるその愛くるしい姿を、最後のページにそっと置いておきます。
ケダマとのことを応援して下さったみなさん、本当にありがとうございました。
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2023/5/7