小林唯さんのインスタグラム写真 - (小林唯Instagram)「8年前か…。  小さい頃に読んだおとぎ話は、自由と夢と冒険に溢れていて、それはそれは素敵だった。 魔法も使える、お姫様と結婚して幸せに暮らせる、恐ろしい魔女がいても、それを乗り越えてハッピーエンドが僕を待っている。 文章は何度読んでも変わらないけど、そこの端々に広がるストーリーに心踊った。 今僕が生きてる世界は、どうやらそういったものとかけ離れていて、絵に描いたような幸せや冒険や自由やドキドキなんてありゃしない。 将来の夢がなかったんじゃないんだ、何かになってしまうそのこと自体が嫌だったんだ。 伸ばしてしまった空想の羽が、行き場をなくして腐るのが嫌だったんだ。 それはきっと君も同じだと思うんだよ。 年をとっていく親の背中見ながら、なんとはなしに仕事なんかして何かになってしまった自分の背中に何があるのかなぁ、なんて考えながら生きてくのが嫌だったんだ。 どうして、たどり着けない未来にばかりさ胸が焦がれるんだろう。 畳の目にこびりついた数年の垢、タバコの焦げ跡、そんな感じの思い出がキシキシと音を立てて、僕の頭を刺激する。鼻の奥では台所で腐りかけたいつかのカップラーメンのスープの匂いがしてる。とめどなく溢れていく日々の生活は体臭よりもきつくきつく僕の肩を締め付けてく。 ごめんね、もうそこにはいけないんだよって、そうやって笑えるようになって、なんならそれがかっこいいとすら思える僕はもう、すでに何かになれたのかもしれない。 悲しいというのは贅沢な、何にもなりたくなかった僕の、何かにすがりつくような音楽を、続けていきたいと思いました。仙台、楽しかったしな!」5月5日 0時04分 - yui3651

小林唯のインスタグラム(yui3651) - 5月5日 00時04分


8年前か…。

小さい頃に読んだおとぎ話は、自由と夢と冒険に溢れていて、それはそれは素敵だった。
魔法も使える、お姫様と結婚して幸せに暮らせる、恐ろしい魔女がいても、それを乗り越えてハッピーエンドが僕を待っている。
文章は何度読んでも変わらないけど、そこの端々に広がるストーリーに心踊った。
今僕が生きてる世界は、どうやらそういったものとかけ離れていて、絵に描いたような幸せや冒険や自由やドキドキなんてありゃしない。
将来の夢がなかったんじゃないんだ、何かになってしまうそのこと自体が嫌だったんだ。
伸ばしてしまった空想の羽が、行き場をなくして腐るのが嫌だったんだ。
それはきっと君も同じだと思うんだよ。
年をとっていく親の背中見ながら、なんとはなしに仕事なんかして何かになってしまった自分の背中に何があるのかなぁ、なんて考えながら生きてくのが嫌だったんだ。
どうして、たどり着けない未来にばかりさ胸が焦がれるんだろう。
畳の目にこびりついた数年の垢、タバコの焦げ跡、そんな感じの思い出がキシキシと音を立てて、僕の頭を刺激する。鼻の奥では台所で腐りかけたいつかのカップラーメンのスープの匂いがしてる。とめどなく溢れていく日々の生活は体臭よりもきつくきつく僕の肩を締め付けてく。
ごめんね、もうそこにはいけないんだよって、そうやって笑えるようになって、なんならそれがかっこいいとすら思える僕はもう、すでに何かになれたのかもしれない。
悲しいというのは贅沢な、何にもなりたくなかった僕の、何かにすがりつくような音楽を、続けていきたいと思いました。仙台、楽しかったしな!


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2023/5/5

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