南博さんのインスタグラム写真 - (南博Instagram)「#下北沢＃Shimokitazawa#apollo#アポロ＃5月＃10日＃Double＃forest#林栄一＃sax#林頼我＃drums#ドラム＃南博＃ピアノ＃piano#三島大輝＃acoustic#bass#ベース＃ジャズ＃jazz#日本の宝＃御大＃start#7時半＃tipping#お得＃間近＃sound#浴びる＃倍音＃突き抜ける＃クラブ＃club　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　破壊されつつある東京で、かろうじて文化的景観、面影を残す下北沢の一角で、一角というかそのまたその地下で、繰り広げられている膨大なサウンドの数々。それを生み出しているのがジャズクラブ、アポロです。文化継承、笑かすな、音楽は日常生活の塵芥を拭い去る、J・S・Bach,ナニを抜かしていやがる？フザケエルナ、という状況ばかりの昨今ですが、あれ、これが文化継承なのこれ？塵芥落ちるじゃん、と思わせてくれる場所がシモキタの地下にあります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　期待しすぎると心身に堪える。かと言って下を向いてばかりで歩いていると、モク拾いみたいになっちまう。じゃあ少なくとも笑顔で居ようかな、でもオレは笑顔が何故か苦手なんだ。鏡を見ながら作り笑いをすると顔がひきつる。無理に笑う事のなんと悲劇的なことよ。世の中全部が三流新聞の一面みたいなこの浮世で笑顔だと？それこそ笑かすなと言いたい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　でもなあ、アポロのカウンターでは笑えるんだ。アポロで演奏していると楽しいんだ。オレは高校が明大前で、ジャズ喫茶、新規まさこの前のマサコ（どっかの寄生貴族とお名前が一緒とは逆の意味で不敬罪）には、70年代毎日通っていた。今のアポロの有る辺りには、不良外人バーが軒を連ね、学ランロッカーに放り込んで大学生のフリして毎晩シモキタで遊んでいたが、不良外人がクダまくバーは、小学生にもサケを出すようなこれまた不良ネーチャンが店番をやっていて、だからそこによく忍び込んでかっくらったもんだ。かっくらったって、誤解しないでよ。アルコールは合法なんでしょ？高校生が酒を飲みながら、米英ロックを聴きながらカウンターの女の子のオシリ見ていたワケ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そのあたりにアポロができちゃった。出現したのである。暁光だ、めでたいではないか。そしてその地下で表出する音楽は世界的に引けを取らない。否、引けを取るような演奏はしたくないし、できないんだ。オレの好きなシモキタだから。そこに今回、御大林栄一氏がふらりとやってくる事になったというワケです。以前にも演奏して頂いたのだが、その時、駅を降りて前方を見ると林さんがサックスを背中に背負うようにしてダランと歩いてた。あっ林さんだ、と思ったが先に行ってもらった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アポロに入ると、林さんがゆっくりとサックスケースを開ける所だった。オレは林さんの演奏も大好きだが、こういう何気ない所作も好きだ。ゆっくりマウスピースをサックスにはめ込んで、一音ピッ！と出た音がもうジャズなんだなあ。そんな音楽を、あなた様も聴きに来ませんか。損はさせませんよ。林さんがフロントで、客席１メーター先で吹いてくれるんですよ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何はともあれありがたや、ありがたや。ねえ、みんなでジャズ聴こうよ。」5月3日 7時27分