斎藤洸のインスタグラム(snare_saitou) - 4月26日 12時25分


4/25夜、保護猫「ボス」が息を引き取りました。僕たち家族全員が揃うまで待っててくれて、最期におしっこがしたいと伝え、ちゃんとトイレで用を足しました。そして皆んなが見守る中、逝きました。

ボスは、厳しい山の中で10年以上暮らしていました。「長男、次男、トースト、こげ、すりすり、ジャック(妻の母の子)」を率いて我が家に保護猫として来たのが4年前。顔中に古傷、足の指は一個丸々無くなっていた。山の天敵達と戦ってきた証。
それなのに、とっても温厚で頼り甲斐がある信じられないくらい賢い子。僕らご飯の時に膝にシュッと上手に乗ってきて、でも手を出したりせずに何か貰えないか辛抱強く待っている。通院の時の車の中でもわがまま言わずに大人しく外の景色を見ながら乗っている。
ある時調子に乗って家の中で位張り散らかす子が居たら、ギュッと睨みをきかせるだけで場を収める。
はっきり言って妻は夫の僕の事よりも頼りにしていたと思う…。
また、何か大事な事がある日や勝負の日など、ボスにキスをして家を出るのが縁起を担ぐみたいなルーティンとして、僕たち家族の決め事でした。

悪性リンパ腫が見つかってから2年ちょっと。
ボスの癌のタイプは相当悪性度が高かったらしく、絶望を感じた事を覚えてます。
でもボスは驚くほどの生命力を僕らに見せてくれました。ボスの生きる強さにどれだけ元気付けられたか。またそれは、親身になって難しい治療を続けてくれた病院の先生のおかげでもありました。

息を引き取る直前にボスは一生懸命声を絞り出して数回鳴きました。これがボスの生きる上での最後の闘いのようで、僕たちはその主人公であるボスの闘いをサポートする様な意識で抱き抱えながら「大丈夫だよ」って声をかけ続けていました。間も無く、大きく息を吐き呼吸が止まりました。
このボスのストーリーの最後に僕たちの家を選んでくれて、最期に立ち会う事ができて本当にボスには感謝しています。

支えて下さった皆様本当にありがとうございました。心から、伝えたいです。
保護猫ボスの抗がん剤治療費捻出の為に企画したライブ配信や年末のカレンダー、グッズなどのご協力が無ければ、ここまでボスに十分に治療をさせてあげられなかったと思います。
あの2度に渡る壮絶な抗がん剤治療も、ボスの穏やかな時間を作る為となるべく苦しみを抑える為と、悩みながらもベストを尽くせたんじゃないかなと思ってるんです。

僕たち家族にとってボスの存在の大きさは計り知れなく、今、ボスの死に向き合っています。
僕らはまた皆んなと元気に生きていかなければなりませんが、きっと一生癒えないものも抱えていくつもりです。
今夜の葬儀で、ボスのこの愛しい身体と永遠のお別れです。絶対に忘れたくない。


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2023/4/26

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