職人.comさんのインスタグラム写真 - (職人.comInstagram)「【町屋】  京都の魅力である歴史的な街並み。神社仏閣はもちろん、人々の暮らしを感じることのできる町屋も欠かすことができない景観の一つです。通りに面して建てられ、間口が狭く奥行きのある造りは、「うなぎの寝床」として有名です。通りに近い空間は店舗用として利用され、その奥は住居に使われました。  町屋には「町家」という表記もあり、基本的には同じものを指しますが、「町屋」は商いに重きを置き、「町家」は住居に重きを置くといったニュアンスの違いがあるようです。このように町屋は、職住一体を基本構造としています。  その歴史は平安時代に遡ります。平安京において、商業は官営の西市・東市のみ認められていましたが、11世紀初頭には「町座」と呼ばれる商業形態が現れ、市以外の場所でも商業を営むことができるようになりました。経済が発展するにつれ、商人たちは商いを兼ねた住居を道路に面して建て始めました。  この住居が町屋の始まりで、当初は柱は地面に直接埋め、屋根は板を葺いた上に丸田材で押さえた単純な構造でした。平安時代の都の様子が描かれた絵巻物には、通りに面した家の中から、祇園祭の前身である「祇園御霊会」の行列を見物したり、店先で商業を行う人々の様子が描かれています。  その後の応仁の乱によって京都は荒廃し、治安が悪化したため、自衛意識の高まりから町屋に「格子」が取り付けられるようになりました。外から内部が見えにくくなる防犯の役割を持ちます。格子の作りには職業によって特徴があり、採光に適した「糸屋格子」、酒樽が当たっても壊れない頑丈な「酒屋格子」、油紙が用いられ濡れても大丈夫な「麩屋格子」などそれぞれの職業に合わせた機能がありました。  江戸時代に入ると、ほかにも特徴的な外観の意匠が見られるようになります。土や漆喰で塗り固めた2階部分の窓「虫籠窓(むしこまど)」、雨の跳ね返りや犬から壁を守る竹製の囲い「犬矢来(いぬやらい)」、家の守り神である「鍾馗さん」などが挙げられます。また、建築技術が発達し、建具や畳の寸法が揃えられたことから端正な街並みが築かれました。  江戸にも多くの町屋が建てられましたが、京都の町屋の影響を受けつつも、店の表側に格子はなく開けた造りで、隣接する町屋敷を合併した大規模な間口を持つ店が増えるなど、江戸独特の店構えが成立していきます。一方の京都では、町共同体による自治が行われており、店構えの意匠も互いに厳しい規制があったため、その統一感を残すこととなりました。  今出川ショールームは、多くの町屋が残る西陣に位置し、まさに伝統的な町屋をご覧いただける空間となっております。当店の5つあるショールームのうち唯一、町屋に構えるショールームです。お越しの際は歴史的な景観と合わせてお楽しみください。  今出川ショールーム https://www.shokunin.com/jp/showroom/imadegawa.html  参考資料 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/町屋_(商家) https://ja.kyoto.travel/glossary/single.php?glossary_id=1018 https://www.westjr.co.jp/company/info/issue/bsignal/07_vol_111/feature01.html https://www.hachise.jp/kyomachiya/history/muromachi.html  @shokunincom  #職人ドットコム #手仕事 #手工芸 #調理道具 #キッチン用品 #うなぎの寝床 #鰻の寝床 #格子 #京都市 #上京区 #中京区 #西陣 #民芸 #民藝 #レトロ建築 #町屋 #町家 #京町家 #京町屋 #虫籠窓 #むしこまど #犬矢来 #いぬやらい #矢来 #町屋の始まり #町屋とは #町屋暮らし #町家暮らし #町家好き #町屋好き」4月13日 19時41分 - shokunincom

職人.comのインスタグラム(shokunincom) - 4月13日 19時41分


【町屋】

京都の魅力である歴史的な街並み。神社仏閣はもちろん、人々の暮らしを感じることのできる町屋も欠かすことができない景観の一つです。通りに面して建てられ、間口が狭く奥行きのある造りは、「うなぎの寝床」として有名です。通りに近い空間は店舗用として利用され、その奥は住居に使われました。

町屋には「町家」という表記もあり、基本的には同じものを指しますが、「町屋」は商いに重きを置き、「町家」は住居に重きを置くといったニュアンスの違いがあるようです。このように町屋は、職住一体を基本構造としています。

その歴史は平安時代に遡ります。平安京において、商業は官営の西市・東市のみ認められていましたが、11世紀初頭には「町座」と呼ばれる商業形態が現れ、市以外の場所でも商業を営むことができるようになりました。経済が発展するにつれ、商人たちは商いを兼ねた住居を道路に面して建て始めました。

この住居が町屋の始まりで、当初は柱は地面に直接埋め、屋根は板を葺いた上に丸田材で押さえた単純な構造でした。平安時代の都の様子が描かれた絵巻物には、通りに面した家の中から、祇園祭の前身である「祇園御霊会」の行列を見物したり、店先で商業を行う人々の様子が描かれています。

その後の応仁の乱によって京都は荒廃し、治安が悪化したため、自衛意識の高まりから町屋に「格子」が取り付けられるようになりました。外から内部が見えにくくなる防犯の役割を持ちます。格子の作りには職業によって特徴があり、採光に適した「糸屋格子」、酒樽が当たっても壊れない頑丈な「酒屋格子」、油紙が用いられ濡れても大丈夫な「麩屋格子」などそれぞれの職業に合わせた機能がありました。

江戸時代に入ると、ほかにも特徴的な外観の意匠が見られるようになります。土や漆喰で塗り固めた2階部分の窓「虫籠窓(むしこまど)」、雨の跳ね返りや犬から壁を守る竹製の囲い「犬矢来(いぬやらい)」、家の守り神である「鍾馗さん」などが挙げられます。また、建築技術が発達し、建具や畳の寸法が揃えられたことから端正な街並みが築かれました。

江戸にも多くの町屋が建てられましたが、京都の町屋の影響を受けつつも、店の表側に格子はなく開けた造りで、隣接する町屋敷を合併した大規模な間口を持つ店が増えるなど、江戸独特の店構えが成立していきます。一方の京都では、町共同体による自治が行われており、店構えの意匠も互いに厳しい規制があったため、その統一感を残すこととなりました。

今出川ショールームは、多くの町屋が残る西陣に位置し、まさに伝統的な町屋をご覧いただける空間となっております。当店の5つあるショールームのうち唯一、町屋に構えるショールームです。お越しの際は歴史的な景観と合わせてお楽しみください。

今出川ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/imadegawa.html

参考資料
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/町屋_(商家)
https://ja.kyoto.travel/glossary/single.php?glossary_id=1018
https://www.westjr.co.jp/company/info/issue/bsignal/07_vol_111/feature01.html
https://www.hachise.jp/kyomachiya/history/muromachi.html

@職人.com

#職人ドットコム #手仕事 #手工芸 #調理道具 #キッチン用品 #うなぎの寝床 #鰻の寝床 #格子 #京都市 #上京区 #中京区 #西陣 #民芸 #民藝 #レトロ建築 #町屋 #町家 #京町家 #京町屋 #虫籠窓 #むしこまど #犬矢来 #いぬやらい #矢来 #町屋の始まり #町屋とは #町屋暮らし #町家暮らし #町家好き #町屋好き


[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する

65

0

2023/4/13

職人.comを見た方におすすめの有名人

IT・通信のおすすめグループ