ワコールのインスタグラム(wacoal.jp) - 4月10日 12時08分
[京都服飾文化研究財団(KCI)]✣収蔵品
†ワコールはその活動を支援しています†
京都服飾文化研究財団(KCI)は、西欧の服飾、および服飾に関する文献や資料を体系的に収集・保存し、研究・公開する機関です。
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#repost @thekyotocostumeinstitute
□デザイナー:三宅一生
□品名:ボディス
□年代:1980年秋冬
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女性の美しい胴部を彫塑したようなボディス。スーパーリアリスティックな表現は、マネキン・メーカーの協力のもとに人体から鋳型をとって作られた。
無機的なプラスチックが 身体の弾力的な物質感を強調し、身体を隠しながらも艶めかしいまでに身体の存在を意識 させる、三宅の1980年代を代表する作品である。
本品は80年秋冬パリ・コレクションのフィナーレで発表され、80年代のボディ・コンシャ スなファッションの幕開けを宣言した。
1982年には籐とビニール製のビュスティエ、1985 年「シリコン・ボディ」などの一連の作品が発表され、それらは83年から85年にかけて世 界各地で開催された「ISSEY MIYAKE BODYWORKS展」の中心的な存在となった。
©The Kyoto Costume Institute,
photo by Takashi Hatakeyama
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設立趣意
京都服飾文化研究財団(KCI)の設立にあたり、KCIの創設者であり、株式会社ワコールの創業者である故・塚本幸一は、次のように述べています。
「第二次大戦後、婦人洋装はすばらしい発展を致しましたが、それはすべて輸入文化であり、自ら創造したものではありませんでした。
日本が創造するファッションが真に世界をリードするためには、服飾の世界にあっても、温故知新と言われるように現代に至る歴史的過程をしっかりつかみ取ることが重要であり、この面でなにかお役に立つことこそ、ワコールの、そしてこの会社を創立してきた社長であるところの私の使命であると感じて参りました。」
KCI設立の直接の契機となったのは、NYのメトロポリタン美術館で開催されたファッション展でした。これは当時京都商工会議所副会頭を務めていた塚本が、三宅一生氏の強い要請で展覧会招聘に尽力し、1975年「現代衣服の源流」として京都国立近代美術館で開催されます。
日本の国立美術館における初めての本格的なファッション展は大きな反響を呼び、世界を舞台としたファッションという視点の重要性が認識されました。
1978年4月、当時の文部省の認可を受けて、西欧衣装を体系的に収集、保存、研究、公開する、財団法人京都服飾文化研究財団が株式会社ワコールの出捐により設立されました。
財団名に塚本は、「京都」の名にこだわりました。いにしえの都、日本の伝統文化の中心として世界に通用する名であり、着物のすばらしい伝統を受け継ぐ「着だおれ」の街という文化的背景を持つ京都。こうした固有の衣文化につながる日本の現代ファッションは、1980年代になり世界に羽ばたきました。
塚本の慧眼で京都を本拠地としてきたKCIも今、世界的なファッション研究機関としての活動を続けています。そして、2009年9月、公益財団法人京都服飾文化研究財団へ移行し、更なる活動の発展を目指しています。
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2023/4/10