大澄れい(大崎緑)のインスタグラム(midori.ozaki) - 1月14日 22時24分
大修館書店発行の月刊誌
『英語教育』2023年2月号
連載記事「宝塚で楽しむシェイクスピア」(筆者:竹村はるみ)にて挿絵を担当しています。
(宝塚歌劇で上演されたシェイクスピア関連作品をイギリス文学研究者である竹村先生によって毎月一作品ずつ紹介するエッセイ)
♦︎ 連載第5回目は『ピガール狂騒曲〜シェイクスピア原作「十二夜」より〜』(月組2020年)
シェイクスピア喜劇の最高傑作と言われる「十二夜」を翻案とし、時代設定はベル・エポックのパリへと移る。
作・演出は原田諒先生。
この物語の舞台は、今もパリ・ピガールに残るキャバレー「ムーラン・ルージュ」
昭和初期、パリ留学から帰国した演出家・岸田辰彌によって日本初のレヴュー『モン・パリ〜吾が巴里よ』が宝塚にて上演されました。
宝塚歌劇は、キャバレーのような女性性を売る風俗と一線を画す『清く、正しく、美しく』のモットーをかかげながら、欧米から移入したレヴューを独自のかたちで深化させてきた長い歴史があります。大人から子どもまで誰もが楽しめる、品良く昇華された絢爛豪華なレビューは、宝塚歌劇ならではの世界。
『ピガール狂騒曲』はそんな宝塚の伝統が生きずくレビューシーンがふんだんに盛り込まれ、笑いあり、涙あり、誰もが楽しく幸せになれる祝祭喜劇の傑作です。
紙面では竹村先生によって『異性装のヒロイン』と題し、この作品の大きな見どころの一つである双子と異性装がもたらす勘違いドタバタ喜劇の絶妙な面白さを、原作と宝塚版の双方において深く読み解かれています。
https://www.taishukan.co.jp/smp/book/b619259.html
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■『英語教育』(月刊誌)
株式会社大修館書店発行
1952年の創刊以来、小・中・高・大学の英語教員および教員志望の学生を主な対象とする専門誌。英語の授業運営に役立つ記事のみならず、語学や世界の文化などの関連分野について幅広い情報を読者に提供している。
■連載記事「宝塚で楽しむシェイクスピア」
(筆者:竹村はるみ)
2022年10月号(9月14日発売)~2023年3月号(2月14日発売)全6回
■執筆者
竹村はるみ(立命館大学文学部教授)
1990年京都大学卒。1995年、同大学博士課程退学。2019年博士号(京都大学)取得。大谷大学、姫路獨協大学を経て、立命館大学教授。2003年に京大英文学会 アルビオン賞、2018年に第26回福原賞受賞。主著に『グロリアーナの祝祭―エリザベス一世の文学的表象』(研究社、2018年)。
※高校生時代から宝塚歌劇を愛好し、毎年ゼミ生を引率して宝塚歌劇を観劇する「ゼミ観劇」ツアーを実施。
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■□ design & illustration work □■
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「宝塚で楽しむシェイクスピア」挿絵
月刊誌『英語教育』2023年2月号
株式会社大修館書店
2023
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2023/1/14