野村真季さんのインスタグラム写真 - (野村真季Instagram)「(長文です) #flymetothemoon を聴きながら、しばし思い出散歩へ。  1年と少し前、 猫沢エミさん@necozawaemi がパリへと旅立つ前に、隅田川沿いにある高層マンションへお邪魔させていただきました(1枚目はその23階ベランダからの景色。その他以前のものも再掲載しています)。 2021年3月に亡くなった愛猫イオちゃんの祭壇に手を合わせた時、とても穏やかで清らかな空気、そして空と地上の間にいるような不思議な浮遊感がありました。 Instagramで日々発信しているエミさんは、イオちゃんの闘病から看取りに至るまでも、その病状や心のアップダウンを含めてつぶさに記されていて(#イオの扁平上皮ガン日記 ) その愛情の深さは読み手までも力強く巻き込んでいきました。 私のプラトンへの向き合い方に影響したのは間違いありません。私の中でエミさんとイオちゃんは理想の愛として、アイコンになっているのです。  そのエミさんが新たに書かれた、イオちゃん視点のファンタジー小説を主軸にした#イオビエ 。 イオちゃんが猫沢家にやってくるまでのいわゆる”エピソード0”から闘病生活、そして旅立ちも”本人”から語られています。 イオちゃんの小説と、エミさんが実際に綴る日記、そして写真や闘病生活の合間に登場する手料理など、ファンタジーとリアルが織りなすストーリー。  ファンタジーという形を取りながら、実は”イタコ”のようにしてエミさんがイオちゃんの想いを言葉で紡いだのではないか、ファンタジーであってなかばファンタジーではないのではないか、と思わずにいられなかったのは、猫沢邸にお邪魔した時…2匹のピガちゃんユピちゃんがエミさんを交えて揃った途端に、私が経験したことのない周波数にチャンネルがぴたりと合い言葉を超えて会話しはじめた、あの瞬間があったから。 こんなコミュニケーションが可能なのかと仰け反るような驚きの一方で、これほど理解しあえてしまうのなら、大事な存在を亡くしたその痛みは何十倍にもなろうかと眩暈がしそうだった。  本を書くにあたって改めて悲しみと向き合うことは、治りかけていた傷口をまた自ら開いていくような痛みがあったことでしょう。それでも筆を持ち続けたのは、きっとイオちゃんからのメッセージを伝えるのだという使命感ゆえだったのではないか…そんな風に思えてくるのです。  イオちゃんが幸せの中で旅立ったこと、それを成し得たエミさんの覚悟や愛情に触れたことは、 一読者である私の何かを変えた気がします。私だけでなく、あの闘病期に祈るように投稿を見ていた方々にとっても、今回イオちゃんが”自身の口で”語ることで、病の中にあっても幸せであったと、その愛を改めて確認するのではないでしょうか。  ファンタジーも日記も料理も写真も入っているこの本は、なんと形容すればいいのでしょう? イオちゃんの視点での小説とエミさんの日記がつぶさに表す現実、この二つを重ね合わせられるのは文筆家として。辛い時体にも心にも沁みる滋養ある料理は生活料理人として。質感の違うものを違和感なく混ぜて一つの物語として織りなすことができたのは、やはりミュージシャンとしての本分。だからこそ一冊の本をjazzのようにまとめ上げられたのだと思うのです。 (悲しみの中にも時折顔を出すユーモアはご本人のキャラクターによるものですね笑)  猫や人間というジャンルを超えた、愛の物語。 In other words, 生と死を超えて、未来につながっていくのだと。  400ページの大作、読了しました。  #イオビエ #猫沢エミ」1月13日 19時09分 - masaki__nomura

野村真季のインスタグラム(masaki__nomura) - 1月13日 19時09分


(長文です)
#flymetothemoon を聴きながら、しばし思い出散歩へ。

1年と少し前、
猫沢エミさん@猫沢エミ がパリへと旅立つ前に、隅田川沿いにある高層マンションへお邪魔させていただきました(1枚目はその23階ベランダからの景色。その他以前のものも再掲載しています)。
2021年3月に亡くなった愛猫イオちゃんの祭壇に手を合わせた時、とても穏やかで清らかな空気、そして空と地上の間にいるような不思議な浮遊感がありました。
Instagramで日々発信しているエミさんは、イオちゃんの闘病から看取りに至るまでも、その病状や心のアップダウンを含めてつぶさに記されていて(#イオの扁平上皮ガン日記
その愛情の深さは読み手までも力強く巻き込んでいきました。
私のプラトンへの向き合い方に影響したのは間違いありません。私の中でエミさんとイオちゃんは理想の愛として、アイコンになっているのです。

そのエミさんが新たに書かれた、イオちゃん視点のファンタジー小説を主軸にした#イオビエ
イオちゃんが猫沢家にやってくるまでのいわゆる”エピソード0”から闘病生活、そして旅立ちも”本人”から語られています。
イオちゃんの小説と、エミさんが実際に綴る日記、そして写真や闘病生活の合間に登場する手料理など、ファンタジーとリアルが織りなすストーリー。

ファンタジーという形を取りながら、実は”イタコ”のようにしてエミさんがイオちゃんの想いを言葉で紡いだのではないか、ファンタジーであってなかばファンタジーではないのではないか、と思わずにいられなかったのは、猫沢邸にお邪魔した時…2匹のピガちゃんユピちゃんがエミさんを交えて揃った途端に、私が経験したことのない周波数にチャンネルがぴたりと合い言葉を超えて会話しはじめた、あの瞬間があったから。
こんなコミュニケーションが可能なのかと仰け反るような驚きの一方で、これほど理解しあえてしまうのなら、大事な存在を亡くしたその痛みは何十倍にもなろうかと眩暈がしそうだった。

本を書くにあたって改めて悲しみと向き合うことは、治りかけていた傷口をまた自ら開いていくような痛みがあったことでしょう。それでも筆を持ち続けたのは、きっとイオちゃんからのメッセージを伝えるのだという使命感ゆえだったのではないか…そんな風に思えてくるのです。

イオちゃんが幸せの中で旅立ったこと、それを成し得たエミさんの覚悟や愛情に触れたことは、
一読者である私の何かを変えた気がします。私だけでなく、あの闘病期に祈るように投稿を見ていた方々にとっても、今回イオちゃんが”自身の口で”語ることで、病の中にあっても幸せであったと、その愛を改めて確認するのではないでしょうか。

ファンタジーも日記も料理も写真も入っているこの本は、なんと形容すればいいのでしょう?
イオちゃんの視点での小説とエミさんの日記がつぶさに表す現実、この二つを重ね合わせられるのは文筆家として。辛い時体にも心にも沁みる滋養ある料理は生活料理人として。質感の違うものを違和感なく混ぜて一つの物語として織りなすことができたのは、やはりミュージシャンとしての本分。だからこそ一冊の本をjazzのようにまとめ上げられたのだと思うのです。
(悲しみの中にも時折顔を出すユーモアはご本人のキャラクターによるものですね笑)

猫や人間というジャンルを超えた、愛の物語。
In other words,
生と死を超えて、未来につながっていくのだと。

400ページの大作、読了しました。

#イオビエ #猫沢エミ


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2023/1/13

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