黒木健志のインスタグラム(kenshikuroki) - 7月21日 00時40分

久しぶりに終電に乗った。
乗客は少ない。
サラリーマンの二人組が
500mlの缶チューハイを片手に語り合い、アロハシャツの男が一人携帯をいじくり、女が爆睡してる。

なんだか車内が酒臭い。

あーおれも缶チューハイでも買って乗ればよかったなぁ。
と若干の後悔をしつつも
airpodsを耳にかけ、

自分でも何故かよくわからないけど
ふと斉藤和義が聴きたくなって、
「空に星が綺麗」という曲を流す。

サビが「口笛吹いて歩こう、肩落としてる友よ」というのが連呼される曲だ。

「誰も悪くはないさ、きっとそういうもんさ」

という一節と、けだるいギターの音色が
車内の空気と同調しているような気がした。

確かこの曲に出会ったのは中学3年か、高校1年か、そのくらいだったと思う。
若い時と音楽の聞こえ方が違うってよく言うけれど、
目に見える景色が年を食って変わったから、音楽の聞こえ方が変わるのかもしれない。

あぁ、この年になってようやく斉藤和義のファンになれた気がするなぁ、と湿っぽい車内でふと思った。

酒に飲まれて、飲んで、
友に歌ったり、歌われたりしてる曲でもある。

電車を降りたら500mlのチューハイを飲みながら歩いて帰ろう。
と思わせてきた終電車内でした。

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