猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 6月26日 16時24分
あ……イオちゃんが天国タクシーに乗った、あの日と同じ、穴あき太陽空だ。
イオが逝ったら哀しくて生きていられないだろうと真剣に思っていたけど、実際には生きてるし、しかもわりとちゃんと生きている。
わりとちゃんと生きていくんだろうってことは、死んだら生きていけないのと同じくらい、実は頭のどこかで思っていたことでもある。
でも、あの日から……そうだな、2ヶ月くらいは、生きていたくないほど哀しかった。
その後、哀しくなかったのかといえば、やっぱりぜんぜん哀しかった。ただ、その哀しみは色を変えていった。
イオちゃんとの出逢いの素晴らしい奇跡と、たくさん残っているイオの幸せそうな寝顔の写真を眺めていたら、白黒から鮮やかな色に変化してきた。
今も哀しい。
どんなことをしてでも戻ってきてくれたらと、今でも思う。
でも、命が果てる自然の摂理に納得しなければ、受け入れてあげなければ、イオちゃんの命は、私の中でふたたび息を吹き返さないって、どこかのタイミングでわかった。
色が鮮やかになったのは、イオちゃんが息を吹き返したシグナルだ。
そして彼女は、ずっと私の命にぴったりと重なって生きていく。
ところでイオちゃんは、生涯私を守り続けるだろうとこっそり思っている。もしかしたら、そうするために体を抜け出したのかもって。
より長く、いろんな経験をし続けたいがために、短命な猫の体から、私の体にお引越ししたんじゃないかって。
いいよ。ここにいなよ。
そして、一緒にパリジェンヌになろう。
私はキミに、もっと広い世界を見せてあげると約束するよ。
#イオちゃんフォーエバー
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2021/6/26