猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 1月22日 00時38分

昨夜。ひさしぶりに、ちょっとゆったりした気分になって、 #猫沢イオ を遡って読んでいた。

今でこそ体重4.5kgを超えて、健やかな心と身体を取り戻せたイオちゃんだけど、保護当時は1.8kgしかなくて、助かる見込みもまったくわからない状態だった。身体だけでなく、心も壊れていて、驚くようなメンタルのアップダウンを繰り返していた。

脱水症状、貧血、原因不明の嘔吐に糖尿病。気がつけば、慢性的な貧血以外は（これも今は生活には問題がない程度に改善）すべて乗り越えた。

だから彼女の現在は、当たり前じゃなく、一瞬一瞬が途方もない奇跡だ。それでも、イオの実年齢は正確には誰にもわからない。でも私は、逆算したりしない。今日を幸せに過ごすことだけを考えて、ここまできたのだから、これからもそうしていく。

美しくなった彼女を見ていると、仔猫のときに出逢って絆を結んだ子とは違って、過酷な猫生を生き抜いて絆を結んだ子には、特別な使命があるのだとはっきりわかる。先天的な病を持って生まれてきた子もまた同じく。

一緒にいられる時間の長さなど軽々と超える、命の意味を伝える使命が。

それを受け取る役割を授かった私は幸せだ。それがもしも明日突然終わってしまったとしても、かけがえのない贈り物は一生私の中に宿るだろう。訪れたときの覚悟は、彼女を腕に抱き上げた瞬間に、否が応でもできてしまった。

人間だけなのだ。見ても意味のない過去や未来を見てしまうのは。そして勝手に哀しむのも。彼らには今この瞬間しかない。そんな純度の高い一瞬を、人間の勝手な思考で乱してはいけない。

生きているのは、どんな時もこの一瞬だけ。イオはそうして今日も生きているのだから、私も同じように一瞬を生きようと思う。彼女の傍らで。これまでと同じく、これからも。

#猫沢イオ　#出逢いの頃から見守って下っているすべての方々にいつも心から感謝しています

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