小明のインスタグラム(akarusan) - 1月16日 23時32分

誕生日だったし散髪でもしてスッキリしよう、と思って近場で安いクーポンを使える美容室を探して早速予約。ググッても口コミ一件も出てこないのが不安ではありましたが、安いので目をつぶります。
こんなところに美容院あったっけな〜と向かってみたら、たまに行くつけ麺屋の上でした。独特な外観(一昔前のディスコ・パブを彷彿とさせるバブリーな看板)なので飲み屋だとばかり……。ひよりながら入店すると、内装はジャングルのように生い茂った観葉植物たち(室内に置くのは限界なほど育っている)と、手彫りの天狗の面とルネッサンスな仮面が交互に飾られて、そこにおばあちゃんが作った折り紙アートをあしらった盛り沢山な感じです。
受付にはサンドイッチマンをヤクザにした感じの人がいたので、ケツ持ちかしら、と思ったら

「いらっしゃいませ、こちらの席へ。私オーナーの伊達(仮名)です」

ですよね、そんな気はした。
古い散髪台へ通され、あたりを見渡すと数人いる客が全員古希。よくある髪型の特集雑誌もなく、壁に貼ってある日に焼けたサンプル写真では濃いメイクの白人女性がソバージュパーマで威嚇中。これはまたオホホ、どうしましょオホホ、と動揺していると、

シャシャシャシャシャシャシャ

伊達ちゃんが私の頭上でハサミを縦に振り出しました。昔のカリスマ美容師がこういうのやってるの見たことある！ていうかリクエストとかも聞かないんだな、さすがだな。

シャシャシャシャシャシャシャ

「こんな感じでどうでしょう」
「エッもう終わったの」
「後ろはこんな感じです(鏡見せ)」
「エッすごい、ぺしゃんこだった後頭部は丸みを帯びてもっさりしていた襟足はすっきりおさまってガタガタだった重めのパッツン前髪は流行りのシースルーバングになって指通りも全然違います」
「フフフ」
「でもこれ自分でセットできるかな」
「私がいつセットをしましたか？」
「まさか……セットいらず！？」

びっくり顔の私に伊達ちゃんは誇らしげに微笑みました(マスクとシールドで見えないけど多分)。
安さにつられて良かった、ここはリピートしよう！と思って調べたら初回以降の料金はクッソ高えヤクザだな

[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め！「UVシールド」を購入する