さえりのインスタグラム(n908sa) - 1月4日 13時27分

夜はひとりでケージでねむる月。でもやっぱり一緒に眠りたくなって、明け方トイレに起きたときに必ず、二人のベッドに連れてくる。と、すぐに夫の腕の中にぴったり入って、ふたりでスースー音立てて眠ってさ、明け方の仄明るい寝室のなかで、目が悪いうえに寝ぼけているわたしにぼんやり映るその二人の寝顔が、いちばんいい夢みたいに見えるんだよね。
月を撫でると満足そうに鼻息をふんと出して、そのあと夫を撫でると眠ったままふにゃっと笑って、それでわたしも嬉しくなってもう一度寝る。

夫は犬を飼ったことがなくて、私が散々犬を飼いたい！と伝え続けてもあんまり心が動いていない様子で。「想像できないから」と言っていたけれど、こういうのは一人の気持ちだけで決めるものでは無いよ、と言い続けて、タイミングや縁があってやっと迎えることになったのが、月。

結局、夫の不安もわたしの不安もぜんぶぜんぶ「なんだったっけ？」と思い出せなくなるくらい幸せなことばかりで、毎日「うちに来てくれてありがとね」「家族になってくれてうれしいよ」って伝え続けている。

月を愛おしく思うとき、今はもうそばにいない犬のことも、実家にいて会えない犬のことも、いっしょに愛おしく思う。犬にはなんだか愛を増長させてつなげる力があるよね。

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