木村直人のインスタグラム(air_kimura) - 12月31日 15時47分
「気付けば23年」
先程最後のお客様お見送りして、一先ずの自分の仕事を終えました。
そして今年は何よりも一旦ハサミを置き、不甲斐なき事ながら療養とまた違った展開での仕事内容を模索する旅に向かいます。
気付いたら岡山のど田舎から東京に単身出てきて、イキる事しかしてなかった自分は、ありがたい事に沢山のお客様や美容師の仲間に恵まれる人生となっていました。
まずは心より感謝申し上げます。
ブログなどにも書いていた様に、途中の10年間は記憶がないくらいには冷静に自分を見る余裕もなく、ただ単純に仕事をもらえる事が嬉しかったり、お客様を上手くこなせない事に苦悩したり…
ここ数年でいえば、家族ができ、それでも満足に面倒も見てやれず妻にも大変迷惑や悲しませる事も多く、父親らしい事なども全く出来なかった。
立場が上がり、サロンとしても「こういう風にしていきたい」と思いながらも頭の中で考えるほど簡単には進まないもどかしさを感じながら自分に問い、答えを探す日々を送っていました。
結果的には身体にきてしまって、一旦休むという判断をする事になってしまったわけですが、不本意なれどこれもまた一つの物語のきっかけにもなるはずだとポジティブに捉えています。
さまざまな事を経験してきて改めて感じたのは「人の役に立ちたい」と心から思った事であって、美容の道で23年積んできたものを今後はどれほどの人の役に立てるのか?に対して挑戦していきたい。
そんな気持ちです。
「美容師」という言葉はとてもポピュラーですが、カテゴリーにしてしまうにはあまりにも幅広い個性があり、一通りこなしてきたうえで感じるのはそういった「カテゴリ」のものにおさまらず、今後は「美容師」というより「一美容家」ですとか、ビジネスだけにおさまらない美容を通じた上での社会貢献ですとか。
そんな事にも挑戦してみたい。
まずは体調管理という、美容師として初歩中の初歩ができてなかった。そんな反省も踏まえながら、またいつか笑顔で髪切れる自分を取り戻しにいきたいと思っています。
本当に長年ご愛顧いただいたお客様、airを愛してくださった方々、また私にヘアスタイルを提案して欲しいと仕事を振り込み続けてくださった編集者、芸能関係者の皆様。
商品を作らせてくださったメーカーの方々。
挙げればキリがないくらいに沢山のものを与えてくださり、そしてそういう部分においては誰よりも恵まれていた事に感謝し、年越しを迎えたいと思います。
また「木村さん髪切ってよ!」と言われる自分を作れるように整えます。
まずはお礼まで。
皆様も大変な一年を過ごされたのではないか?と察していますが、くれぐれも健康とまた平和な日本、世界になる様心から祈っています。
本当にありがとうございました。
#美容師 #一旦終わり #大感謝 #本当にありがとうございました
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2020/12/31