eclat.magazineのインスタグラム(eclat.magazine) - 12月12日 00時22分

『エクラ』2021年1月号では、山本容子さんの銅版画制作の過程を追った記事を掲載しています。
 
試しに体験させてもらってわかったのは、銅板に塗った防蝕剤を掻き落とし、酸を使った腐蝕によって"間接的に彫る"プロセスの奥深さ。防蝕剤は軟らかく繊細で、押し当てた帯締の房の質感も反映できるほど。
 
山本さんの作品のじわっとにじむような軽やかな線の調子も、防蝕剤の掻き落としから生まれています。9Hの鉛筆を使って銅板にかけたトレーシングペーパーの上に引かれる線の細さにびっくり(写真3枚目、撮影／荒木大甫)。山本さんはきっかけを与えていて、長時間の腐蝕を通してじっくり線を育てているような印象がありました。
 
山本容子さんの手際よく美しい仕事ぶりは本誌でご覧ください。今回の取材で制作してくださった作品『PLATERO y Luca』は、エクラプレミアムで先行販売中✨　モデルはもちろんラブラドールレトリバーのルカ君です。
（編集B）
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