Factelier(ファクトリエ)さんのインスタグラム写真 - (Factelier(ファクトリエ)Instagram)「【美濃和紙ソックスづくりの極秘舞台裏〜地域連携で美濃和紙を現代に!~】 . 美濃市の製紙工場・大福製紙からの「美濃和紙」を使って欲しいという提案がきっかけで始まった「美濃和紙ソックス」の開発。 ですが「紙を靴下にする」という事は、靴下だけを作り続けてきた靴下職人の集団である東洋繊維を持ってしても、予想以上に難易度の高い挑戦でした。  開発の工程では、機械すきした美濃和紙を靴下にするためには、そのロール状の和紙を細く裁断しスリットを作ることから始まります。  が、開発当初のスリットした和紙はとても「糸」とは呼べないものでした。 というのも、スリットを撚るという工程がされておらず、細く裁断した和紙をそのまま靴下として編んでいたのです。  当時の和紙ソックスについて東洋繊維の水谷さんは、こう振り返ります。 . 「最初のスリット幅はなんと4ミリ。 それを撚糸せずに使っていれば、それはすぐにだめになりますよね」  そこからまず変えたのは、スリッとした和紙を「撚る」という工程を入れたこと。  細く裁断した状態の和紙を、撚って糸状にしたのです。 平たい和紙が糸状になったのは大きな前進です。 ですが、目指す「日常に使ってもらえる和紙ソックス」にはまだまだ、大きな壁課題がありました。 . 「4ミリのスリットを撚ったとしても太すぎてハイゲージ編み機では編めずローゲージの機械で編んでいました。 そのため、和紙の特性もあってとてもガサガサだったんです。 ガサガサ感は靴下では嫌われるのでとても悩みました」  和紙の場合、スリットを撚る=スリットの太さが糸の細さにつながるのです。 4ミリ幅では太い糸しかできなく、しかも和紙が本来もつガサっとした質感も手伝い、ガサガサとした肌あたりの悪い靴下だったのです。  その後「美濃和紙を身近なものとして知って欲しい!現代に蘇らせたい。」という思いのもと、和紙を作る大福製紙、スリットにした和紙を撚ることができる撚糸工場、そして糸から靴下を編みあげる東洋繊維は悪戦苦闘を続けました。  まずは和紙のメリットをより靴下として享受できる和紙づくりからはじめました。  通常の和紙は、長い繊維が縦横無尽に複雑に絡み合っています。 ですがその既成概念を取っ払う ですが、この和紙ソックスに使用する和紙では、その繊維の向きを縦にそろえて入れています。 そうすることで、スリットの幅が細くなったとしても、撚糸したときにても切れにくい強い糸にすることができるようになったのです。  このようにして改良を重ねて作られていった和紙糸は時代を経てどんどん進化し、今では1.5ミリという細さのスリット幅から撚られた細い和紙糸を作ることができるようになったのです。  それから靴下専用の編み機で靴下の形に編み、最後に細かい部分を縫製すると靴下が完成します。  が、細い糸ができるからと言ってすぐに和紙ソックスの完成!とはなりません。  和紙100%ではなく、靴下の履き心地と伸縮性と丈夫さを求めて、和紙と他の素材との混紡をすることに決めました。 そもそも混ぜる素材は何がいいのか、どれくらいの割合がいいのか。 糸を撚っては東洋繊維で編み立て、そのフィードバックをもとに時計方向のS字や逆方向のZ字に撚りを掛け、その撚る回数を変えてみたり、と目指す和紙ソックスに向けて思考錯誤の連続でした。  そうして何年もかけて開発した目指す日常遣いできる和紙ソックスに最適な糸。 開発しながら見つけた、和紙糸を編み立てる技術。  まだまだ開発は続きます。 次回はこの和紙糸を編み、縫製するまでの開発の工程をお届けします。  #東洋繊維 #靴下 #和紙 #和紙ソックス #美濃和紙 #靴下ブラザーズ #むれない靴下 #商品開発秘話 #開発の舞台裏 #和紙靴下 #臭わない靴下 #開発秘話 #伝統工芸 #靴下工場 #Factelier #ファクトリエ #語れるもので日々を豊かに #つくり手とつかい手をつなぐ #madeinjapan #メイドインジャパン #craftmanship #クラフトマンシップ #日本製 #ものづくり #こだわり #丁寧な暮らし #ファクトリーブランド #factorybrand #快適に暮らす #職人」7月3日 20時44分 - factelier

Factelier(ファクトリエ)のインスタグラム(factelier) - 7月3日 20時44分


【美濃和紙ソックスづくりの極秘舞台裏〜地域連携で美濃和紙を現代に!~】
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美濃市の製紙工場・大福製紙からの「美濃和紙」を使って欲しいという提案がきっかけで始まった「美濃和紙ソックス」の開発。
ですが「紙を靴下にする」という事は、靴下だけを作り続けてきた靴下職人の集団である東洋繊維を持ってしても、予想以上に難易度の高い挑戦でした。

開発の工程では、機械すきした美濃和紙を靴下にするためには、そのロール状の和紙を細く裁断しスリットを作ることから始まります。

が、開発当初のスリットした和紙はとても「糸」とは呼べないものでした。
というのも、スリットを撚るという工程がされておらず、細く裁断した和紙をそのまま靴下として編んでいたのです。

当時の和紙ソックスについて東洋繊維の水谷さんは、こう振り返ります。
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「最初のスリット幅はなんと4ミリ。
それを撚糸せずに使っていれば、それはすぐにだめになりますよね」

そこからまず変えたのは、スリッとした和紙を「撚る」という工程を入れたこと。

細く裁断した状態の和紙を、撚って糸状にしたのです。
平たい和紙が糸状になったのは大きな前進です。
ですが、目指す「日常に使ってもらえる和紙ソックス」にはまだまだ、大きな壁課題がありました。
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「4ミリのスリットを撚ったとしても太すぎてハイゲージ編み機では編めずローゲージの機械で編んでいました。
そのため、和紙の特性もあってとてもガサガサだったんです。
ガサガサ感は靴下では嫌われるのでとても悩みました」

和紙の場合、スリットを撚る=スリットの太さが糸の細さにつながるのです。
4ミリ幅では太い糸しかできなく、しかも和紙が本来もつガサっとした質感も手伝い、ガサガサとした肌あたりの悪い靴下だったのです。

その後「美濃和紙を身近なものとして知って欲しい!現代に蘇らせたい。」という思いのもと、和紙を作る大福製紙、スリットにした和紙を撚ることができる撚糸工場、そして糸から靴下を編みあげる東洋繊維は悪戦苦闘を続けました。

まずは和紙のメリットをより靴下として享受できる和紙づくりからはじめました。

通常の和紙は、長い繊維が縦横無尽に複雑に絡み合っています。
ですがその既成概念を取っ払う
ですが、この和紙ソックスに使用する和紙では、その繊維の向きを縦にそろえて入れています。
そうすることで、スリットの幅が細くなったとしても、撚糸したときにても切れにくい強い糸にすることができるようになったのです。

このようにして改良を重ねて作られていった和紙糸は時代を経てどんどん進化し、今では1.5ミリという細さのスリット幅から撚られた細い和紙糸を作ることができるようになったのです。

それから靴下専用の編み機で靴下の形に編み、最後に細かい部分を縫製すると靴下が完成します。

が、細い糸ができるからと言ってすぐに和紙ソックスの完成!とはなりません。

和紙100%ではなく、靴下の履き心地と伸縮性と丈夫さを求めて、和紙と他の素材との混紡をすることに決めました。
そもそも混ぜる素材は何がいいのか、どれくらいの割合がいいのか。
糸を撚っては東洋繊維で編み立て、そのフィードバックをもとに時計方向のS字や逆方向のZ字に撚りを掛け、その撚る回数を変えてみたり、と目指す和紙ソックスに向けて思考錯誤の連続でした。

そうして何年もかけて開発した目指す日常遣いできる和紙ソックスに最適な糸。
開発しながら見つけた、和紙糸を編み立てる技術。

まだまだ開発は続きます。
次回はこの和紙糸を編み、縫製するまでの開発の工程をお届けします。

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2020/7/3

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