Harper's BAZAAR Japanのインスタグラム(harpersbazaarjapan) - 5月23日 20時08分
再び電車やバスに乗る不安を解決するには?
自粛が明けて電車やバスなどの公共交通機関をまた利用することは、多くの人にとって不安なこと。しかし、(イギリス)政府がテレワークできない人の職場復帰を奨励しているので、バスや電車、地下鉄の利用は避けられない。安全上の義務としてマスクをつけソーシャルディスタンシングを図るが、そうした対策をとったとしても、公共交通機関を利用することのリスクを恐れたり不安に思ったりすることは止められない。
そこで、不安障害の影響を受けた人々のために1970年に設立された英国の国家登録慈善団体Anxiety UKのスポークスパーソンが、バスや電車、地下鉄利用に戻る際の心配や不安にどう対処すればいいか、シェアしてくれた。
1)一歩ずつ徐々に戻っていく
「公共交通機関を利用することを考えるとパニックを起こしたり不安になったりする人に、私たちは、一歩ずつ進んでいきましょうとアドバイスしています。その時が来たら、徐々に公共機関利用に戻っていけばいいのです。政府のアドバイスを守ってマスクなどの保護具をつけ、目的地についたら必ず手を洗いましょう」
2)時間をかけて次の調整段階に慣れていく
「生活が激変しましたから、この状況に不安を感じるのは当然です。ゆっくりと普通の生活に戻っていくことが重要で、急いではいけません。ロックダウン生活に適応できるかどうか心配だったのと同じように、次の“調整”段階や、それによってどんなことが起こるかが心配になってもいいのです。パンデミックの次の段階における新生活に慣れるには時間がかかるのだと覚えておくことが大事で、また外に出ることや、騒音が増して、どこへ行っても混んでいることに慣れるには、時間がかかって当然なのです」
3)自分に有効な対処テクニックを見つける
「音楽やオーディオブックを聴くと周囲の状況から切り離されてラクになるという人は、楽しめるものを見つけて聴きましょう。ルービックキューブなど手や頭を使って物理的に気を紛らせるものがあればそれもいいかもしれません。呼吸法もこういう時期には役立ちます。自分が集中できるやり方を見つけてやってみるか、他のマインドフルネスのテクニックを使って、乗車中に不安感が高まってきたら、心を落ち着かせましょう」
4)車内が混んでいたら、迷わず見送る
「ピークタイムに乗車する時は、政府のアドバイスに従うことが大事です。マスクをつけることは感染拡大を減らします。可能であればハンド用除菌ローションを携帯し、交通機関に乗る前と降りた後に使いましょう。また、可能な場所ではソーシャルディスタンシングのルールを守り、バス・地下鉄・電車が混んでいて心配になったら、できれば次の便まで10分ほど待ちましょう」
5)パニック発作が起こったら、次のことをやってみて
「まずは、できればそのバス・/地下鉄・/電車を降りましょう。椅子かベンチを見つけて、人から離れて座り、5分ほど呼吸します。深呼吸してから、呼吸法を使って呼吸を整えます。54321メソッドなどグラウンディングのテクニックも役立ちますから、必要なだけ繰り返しましょう。早く切り抜けようと慌てないことが重要。落ち着くまで、呼吸調整を続けましょう」
6)54321メソッドとは?
五感に集中することによって、不安感に苦しむ人が心を現実に引き戻すのに役立つツールだと、『The Independent』紙がレポート。各ステップを通して、系統的に数えるという行為(早くやれる)が、不安感や無用の考えを遮断し、ストレスを緩和するのに役立つ。
ステップ1:周囲を見渡して、見えるものを5つ特定する。
ステップ2:聴こえる音を4つ特定する。
ステップ3:感じることができるものを3つ特定する(履いている靴とか、指輪など単純なものでいい)。
ステップ4:臭いを2つ特定する。
ステップ5:最後に、今、感じられる味を特定する。
#自粛明け #電車通勤 #バス通勤 #公共交通機関 #電車利用 #バス利用 #ソーシャルディスタンス #ソーシャルディスタンシング #ハーパーズバザー #harpersbazaar #harpersbazaarjapan #magazine
[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)
>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する
336
0
2020/5/23