名倉右喬さんのインスタグラム写真 - (名倉右喬Instagram)「#stayhome 「自分の音楽の嗜好に影響を与えた　アルバム10選。10日連続で一日一枚投稿！」四日目。今回はこちら。デレク・アンド・ザ・ドミノス（Derek and the Dominos）「いとしのレイラ」でございます。原題：Layla and Other Assorted Love Songs 「レイラとその他いろんなラブソングたち」てな感じかと。エリック・クラプトンさんですね。クリームでテクニックとインプロ至上音楽を追求し疲れきったところでアメリカへ。肩の力を抜いた音楽を作っていた時代です。タイトル曲の「いとしのレイラ」はもちろん名曲で、クラプトンを知らないひとでも一節を聴いたことがあるのではないかと。しかしワタクシにとっては「いとしのレイラ」以外の曲のほうに思い入れがあります。１曲目の「I Looked Away」やデュアン・オールマンの泣きのギター炸裂「Little Wing」は死ぬほど聴いてコピーしました。そう、ワタクシのエレキギター人生はこのアルバムで大きく方向を変えたのでした。ロック、ブルースがルーツのギター奏法。そのエッセンスがこのアルバムにはたっぷり詰まっています。ときにロマンチックに、ときにパワフルに。エリック・クラプトンとスライドギターの名手、デュアン・オールマンが互いのプレイに刺激を受けながらあの手この手と音符を紡ぎます。そうそう、ちょっとギターをかじると、ある時期に「あれ？俺、めちゃギター上手いんぢゃね？」と勘違いすることがありまして。そのきっかけになったのがこのアルバムで、しかしまたちょっとして「あ、調子に乗ってたけど、俺まだまだぜんぜんダメだわ」と気づくことになります。そのきっかけになったのもこのアルバムでした。完全にルール違反ですが、「レイラ」のクラプトンさんと並んでギターのお手本になったデュアンさんのためにオールマンブラザーズバンドの「フィルモア・イースト・ライブ」もこっそりしのばせておきましょう。」4月28日 10時36分