杉本彩さんのインスタグラム写真 - (杉本彩Instagram)「東日本大震災から9年。失われた多くの命が安らかであることを、今日改めてお祈りしました。たくさんの思いが溢れてきます。今、私の家族として暮らす月子、マイケル、昨年2月に天国へ旅立ったこたろう、そして花子は被災地から迎えた猫たちです。あの時、私が引き受けた7匹の猫たちを、小梅も一緒にやさしく迎えてくれました。そんな9年前の光景が、今も鮮明に蘇ります。  小梅が先日、2020年2月29日、午前6時20分に、21歳で旅立ちました。  劣悪な繁殖場から保護された小梅を家族に迎えたのは、小梅が11歳の時でした。たくさんのトラウマを抱えている小梅にシンパシーを感じた私は、高齢だからどれだけ一緒にいられるかわからなかったけれど、彼女の犬生の後半を、今までの苦しみや傷みを取り返すことができるくらい、幸せにしようと心に誓いました。 まさか10年も共に生きることができるとは、当初は想像もできませんでした。 そして、小梅は少しずつ心を開き、心底通じあえる家族となりました。  皆様には、改めてご報告をと思っていましたが、なかなか文章を書く力が湧いてこなくて、今日のこの日になりましたが、小梅に心を寄せてくださいました皆様に、感謝とともに改めてご報告させて頂きます。  3月3日の雛祭りの日に、無事に葬儀を終えました。 小梅が大好きだった京都御所は、この時期、梅の花が満開です。 小梅は、自分が旅立つに相応しい時季を自ら選んだような気がしています。  私が一泊で東京に行った2月27日の夜中から、てんかんの発作が始まりました。排便のことが心配だったため、従姉妹に泊まり込みでお世話をお願いしていたので、本当に助かりました。  私が翌日、病院に連れて行き、脳圧を下げる薬の投与などをしてもらいましたが、血液検査の結果も急速に悪くなっていて、獣医師と相談した結果、難しい状況だと判断しましたので、入院はせず家に連れて帰りました。 そして翌朝、そばで看取ることができました。最後の12時間は、小梅とずっと一緒にいられた奇跡に本当に感謝しています。  2月4日に診断された骨盤腔内の腫瘍で、手術をしようか大変悩みましたが、21歳という年齢を考えると、なかなか手術には踏み切れませんでした。4日の時点では、血液検査結果も良好でしたが、その後の進行があまりに急速だったため、手術するならタイミングを逃したと思います。 でも、やはり高齢であることには変わりないので、術後のことや手術のリスクを考えると、これでよかったのかもしれないと、最期の瞬間に、確信に近いものを感じました。  亡くなる2日前から、てんかん発作が連続で起こると苦しかったと思いますが、長い介護生活もなく、亡くなる3日前までは食事もできて歩いていました。長く介護で苦しむより、小梅にとってはよかったのかもしれません。 何よりも自分の意思のままに行動していたい、お姫様のような小梅でしたから。  最後の最後は開口呼吸となりましたが、そう長い間ではありませんでした。 今まで数々の猫たちを見送ってきましたが、苦しむ子は本当に苦しみますから、それに比べたら、おだやかな最期だったと思います。  激しく痩せもせず、見た目の衰えがないのは、介護期間がほとんどなかったからだと思います。  薬が効かなくなると、後ろ脚が痛いようで3本脚の歩行でしたが、本当に最後の最後まで寝たきりにならず、21年の生涯をまっとうできたことは、とても幸せだったと思います。  高齢なのに、本当にきれいな姿で旅立ちました。最後まで、気高く優雅で華麗な小梅でした。  小梅は、私自身が里親になった初めての犬です。私にとっては、家族であると同時に、2014年に設立したEvaの立ち上げメンバーの、一員のような感じでした。私とともに、保護犬や動物を取り巻く問題を発信してくれていたように感じていました。 私は、小梅を通していろいろ学ぶことがあり、本当に大きな存在でした。  まだまだ悲しみと寂しさでいっぱいですが、今一緒にいる猫や犬たちが大きな支えになってくれています。特に、小梅が亡くなって葬儀までの4日間、ももじろうが小梅にずっと寄り添っているのが、本当に不思議でとても微笑ましい光景でした。小梅が大好きで、いつも一緒に寝ていたでんじろうも、時々小梅に寄り添っていました。  この光景に、どれだけ心癒されたことかわかりません。でも、この子たちも何か感じているのだと思うと、また涙がこみ上げてくる始末で、本当に、本当に、どれだけ小梅を愛していたのかを思い知らされます。  愛と感謝を込めて、小梅には白檀のお念珠と、大好きだったおやつやラム肉を焼いて、お弁当にして棺に納めました。  そしてもう一つ、とても不思議で、感謝していることがあります。小梅が旅立つ5日前に、散歩を控えていた小梅と2人だけで、急に思い立って、御所に散歩に行きました。きなこたちの散歩を終えて、なぜか小梅と今、御所に行かなければならない気がしたのです。小梅はとても嬉しそうに、いきいきとしていました。それが、小梅との最後の散歩でした。何かに導かれるように、小梅が大好きだった御所で過ごすことができ、すべてをやり遂げたような気持ちでいます。 皆様にも改めて感謝申し上げます。長い間、心にかけてくださり本当にありがとうございました。」3月11日 23時38分 - sugimoto_aya0719

杉本彩のインスタグラム(sugimoto_aya0719) - 3月11日 23時38分


東日本大震災から9年。失われた多くの命が安らかであることを、今日改めてお祈りしました。たくさんの思いが溢れてきます。今、私の家族として暮らす月子、マイケル、昨年2月に天国へ旅立ったこたろう、そして花子は被災地から迎えた猫たちです。あの時、私が引き受けた7匹の猫たちを、小梅も一緒にやさしく迎えてくれました。そんな9年前の光景が、今も鮮明に蘇ります。

小梅が先日、2020年2月29日、午前6時20分に、21歳で旅立ちました。

劣悪な繁殖場から保護された小梅を家族に迎えたのは、小梅が11歳の時でした。たくさんのトラウマを抱えている小梅にシンパシーを感じた私は、高齢だからどれだけ一緒にいられるかわからなかったけれど、彼女の犬生の後半を、今までの苦しみや傷みを取り返すことができるくらい、幸せにしようと心に誓いました。
まさか10年も共に生きることができるとは、当初は想像もできませんでした。
そして、小梅は少しずつ心を開き、心底通じあえる家族となりました。

皆様には、改めてご報告をと思っていましたが、なかなか文章を書く力が湧いてこなくて、今日のこの日になりましたが、小梅に心を寄せてくださいました皆様に、感謝とともに改めてご報告させて頂きます。

3月3日の雛祭りの日に、無事に葬儀を終えました。
小梅が大好きだった京都御所は、この時期、梅の花が満開です。
小梅は、自分が旅立つに相応しい時季を自ら選んだような気がしています。

私が一泊で東京に行った2月27日の夜中から、てんかんの発作が始まりました。排便のことが心配だったため、従姉妹に泊まり込みでお世話をお願いしていたので、本当に助かりました。

私が翌日、病院に連れて行き、脳圧を下げる薬の投与などをしてもらいましたが、血液検査の結果も急速に悪くなっていて、獣医師と相談した結果、難しい状況だと判断しましたので、入院はせず家に連れて帰りました。
そして翌朝、そばで看取ることができました。最後の12時間は、小梅とずっと一緒にいられた奇跡に本当に感謝しています。

2月4日に診断された骨盤腔内の腫瘍で、手術をしようか大変悩みましたが、21歳という年齢を考えると、なかなか手術には踏み切れませんでした。4日の時点では、血液検査結果も良好でしたが、その後の進行があまりに急速だったため、手術するならタイミングを逃したと思います。
でも、やはり高齢であることには変わりないので、術後のことや手術のリスクを考えると、これでよかったのかもしれないと、最期の瞬間に、確信に近いものを感じました。

亡くなる2日前から、てんかん発作が連続で起こると苦しかったと思いますが、長い介護生活もなく、亡くなる3日前までは食事もできて歩いていました。長く介護で苦しむより、小梅にとってはよかったのかもしれません。
何よりも自分の意思のままに行動していたい、お姫様のような小梅でしたから。

最後の最後は開口呼吸となりましたが、そう長い間ではありませんでした。
今まで数々の猫たちを見送ってきましたが、苦しむ子は本当に苦しみますから、それに比べたら、おだやかな最期だったと思います。

激しく痩せもせず、見た目の衰えがないのは、介護期間がほとんどなかったからだと思います。

薬が効かなくなると、後ろ脚が痛いようで3本脚の歩行でしたが、本当に最後の最後まで寝たきりにならず、21年の生涯をまっとうできたことは、とても幸せだったと思います。

高齢なのに、本当にきれいな姿で旅立ちました。最後まで、気高く優雅で華麗な小梅でした。

小梅は、私自身が里親になった初めての犬です。私にとっては、家族であると同時に、2014年に設立したEvaの立ち上げメンバーの、一員のような感じでした。私とともに、保護犬や動物を取り巻く問題を発信してくれていたように感じていました。
私は、小梅を通していろいろ学ぶことがあり、本当に大きな存在でした。

まだまだ悲しみと寂しさでいっぱいですが、今一緒にいる猫や犬たちが大きな支えになってくれています。特に、小梅が亡くなって葬儀までの4日間、ももじろうが小梅にずっと寄り添っているのが、本当に不思議でとても微笑ましい光景でした。小梅が大好きで、いつも一緒に寝ていたでんじろうも、時々小梅に寄り添っていました。

この光景に、どれだけ心癒されたことかわかりません。でも、この子たちも何か感じているのだと思うと、また涙がこみ上げてくる始末で、本当に、本当に、どれだけ小梅を愛していたのかを思い知らされます。

愛と感謝を込めて、小梅には白檀のお念珠と、大好きだったおやつやラム肉を焼いて、お弁当にして棺に納めました。

そしてもう一つ、とても不思議で、感謝していることがあります。小梅が旅立つ5日前に、散歩を控えていた小梅と2人だけで、急に思い立って、御所に散歩に行きました。きなこたちの散歩を終えて、なぜか小梅と今、御所に行かなければならない気がしたのです。小梅はとても嬉しそうに、いきいきとしていました。それが、小梅との最後の散歩でした。何かに導かれるように、小梅が大好きだった御所で過ごすことができ、すべてをやり遂げたような気持ちでいます。
皆様にも改めて感謝申し上げます。長い間、心にかけてくださり本当にありがとうございました。


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2020/3/11

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