大澤有紗のインスタグラム(arisa_osawa_official) - 3月11日 03時40分
3.10〜3.11...
なかなか眠れない。
浅草に生まれて、子どもの頃から近所に住むおじいちゃま達に戦争の話を聞くのが好きだった。
なぜか知りたかったから。
あの時。
どんな思いで話してくれたのかなと思うと、今になって胸が痛む。
兵隊に行って日本に帰ってくるとき、じぃじの乗った船以外は全部撃ち沈められちゃって、たった一隻だけ助かった。他の船に乗ってた仲間もみんないなくなっちゃった。やっとの思いでここまで帰ってきたんだよ。
そうしてようやく会えると思った家族はみんな、空襲で死んじゃってて、ここらへん一帯は家も何もかも何にもなくなってたな。
って話してくれた『前じぃじ』も。
兵隊に行ったら朝から晩まで殴られてばっかりで、それはもうあまりに理不尽で、痛くて。
写真部隊に移動出来ることになったんだよ。
って言って、当時の写真をたくさん見せてくれた
『かおちゃんじぃじ』も。
疎開先の福島からはっきりとみえた、東京から赤々と燃え上がる火柱のこと、生き残る事が出来た人から聞いた、あの日の浅草で起きたこと。
左に行った人はみんな死んだ。
右に行った人はほとんど死んだ。
そんな辛い話をちゃんと話して伝えてくれた
『あぁちゃんのおじちゃん』も。
今はもう、みんなお空に召されてしまった。
だから、ほんとに微力だけど、代わって私が誰かに伝えなきゃいけない気がして、こんな夜更けにスマホと向き合ってます。
あえて直接的な表現を使ったので、気分を害されたらごめんなさい。
ただ作品を通して、またはこうして自分の言葉で、伝え継いでいかなきゃいけないことを伝えられたらなと、そんな役割を少しでも担えたらなと、思う。
同じ過ちは経験で繰り返さなくても、私達は学ぶ事ができると思う。
明るい話ではないけど、ちゃんと読んで聞いてくれた事に感謝します。
#戦争のはなし #東京大空襲 #たまには大事なはなし
感謝と哀悼の意を込めて。
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2020/3/11