伊藤孝恵のインスタグラム(itotakae) - 2月10日 18時33分

昨年の児童虐待防止法改正案質疑の中で求めた多胎児支援。2018 年 1 月、愛知県豊田市で三つ子の母親が生後 11 か月の次男を床に叩きつけて死亡させた事件により、ようやく知られるようになった多胎育児の過酷さ。裁判の中では「行政の支援が不足していた」旨の指摘がありました。大阪市立大学の横山美江教授が 1 歳半検診の母子およそ 1 万 8 千組と児童虐待相談を分析した結果、多胎家庭の虐待発生率は単胎より 13 ポイント以上高い16.46％にも上り、実際に虐待死が起きた割合も 2.5〜4 倍というデータがあります。今まで多胎育児支援に特化した国の施策はありませんでしたが、2020 年度の予算に初めて（他の妊娠・出産支援策と合わせて）240億円の対策費が盛り込まれました。今回のサポーター派遣に留まらず、児童虐待の発生の背景を捉え、親を孤立させないための行政の対応、国の更なる支援が求められています。

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