猫沢エミさんのインスタグラム写真 - (猫沢エミInstagram)「ピガ兄さんと朝食を食べながら、撮りためたNHK BS1 『神の数式』4回シリーズをドキドキしながら観る。  物理学の世界はざっくり分けて、理論物理学と実験物理学の2つがあって、理論物理学は、数式からこの宇宙の成り立ちを紐解こうとする学問だ。  なぜ私たちが形を成していられるのか?宇宙はなぜ誕生し、そこには一体どんな意味があるのか?という、たまらなく面白い命題に、世界中の物理学者が今日も挑んでいる。  長年、物質の最小単位である素粒子には重さがないと言われてきたけれど、それを打ち破る《自発的対称性の破れ》を発見し、2008年ノーベル物理学賞を受賞したのは日本人物理学者の南部陽一郎氏。  何言ってるんだかワケワカメだと思うんですけど、もういろいろはしょって言うと、物質の最小単位である素粒子に重さがなければ、私たち人間も地球も、この宇宙全体も、今のようななんらかの物質の集合体として、この世界に形を成して存在することはできないわけなんです。  そもそもすげぇなと思うのは、物理学者は数式のみを使って、行ったこともない宇宙の果てや、ブラックホールの謎にかなりのところまで迫ってきているということ。現時点で、宇宙は4次元どころか11次元っていう、私みたいな凡人のアタマでは想像しにくい領域まで突入している。  インド人がゼロを発見したところから人類の数学は幕を開けたと言われていますが、宇宙の謎を紐解く鍵が、人間の発想のなかにすでに備わっていて、机上の計算だけで、その謎に限りなく迫ることができるなんて、人間はこの解明のためにここまで進化したんじゃないかと思ってしまう。むしろ素粒子レベルですでに仕組まれていた、未来予想図なんじゃないかとか。そして、机上で計算された理論物理学のアイディアが、実験物理学で現実のものとして観測され(電波望遠鏡で宇宙のさまざまな現象を観測したりして)本当に実証されたりする。  ところで、さっき出てきた《対称性》という言葉ですけど、わかりやすく言えば円の回転運動などに代表される、この世界における安定した現象のこと。(かなりはしょっていますが)数学の世界では、数式の美しさをもってこの世界の謎を解く、というのが基本概念にあるのですが、宇宙誕生の起源に実際にあった《完璧に美しく対称性で保たれた世界》では、すべての素粒子はバラバラで、ただ空間を漂っているだけのものでした。それが、あるとき自発的に不均衡を起こして対称性を破り、それぞれの粒子が結合を始め、今ある宇宙や私たちとして形を成した、と。  その自発的対称性の破れは、数学理論の世界では美しくないものかもしれないんですけど、実はそれこそが人間や生けるものすべての矛盾した醜さや、つじつまの合わなさなんじゃないかと私は思い、またどこか安堵したというわけなんです。  均衡は破られなければ、美しくないものがなければ、この途方もなく美しい世界は形を成さなかった。なんてヒューマンな事実…っていうか、そもそもヒューマン枠はるか超えてんよなって思ったところで、そろそろちっぽけなイチ生物としての活動に移りたいと思います。  #ピガ兄 #神の数式完全版 #最後まで読んでくれた方ありがとう」1月9日 11時43分 - necozawaemi

猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 1月9日 11時43分


ピガ兄さんと朝食を食べながら、撮りためたNHK BS1 『神の数式』4回シリーズをドキドキしながら観る。

物理学の世界はざっくり分けて、理論物理学と実験物理学の2つがあって、理論物理学は、数式からこの宇宙の成り立ちを紐解こうとする学問だ。

なぜ私たちが形を成していられるのか?宇宙はなぜ誕生し、そこには一体どんな意味があるのか?という、たまらなく面白い命題に、世界中の物理学者が今日も挑んでいる。

長年、物質の最小単位である素粒子には重さがないと言われてきたけれど、それを打ち破る《自発的対称性の破れ》を発見し、2008年ノーベル物理学賞を受賞したのは日本人物理学者の南部陽一郎氏。

何言ってるんだかワケワカメだと思うんですけど、もういろいろはしょって言うと、物質の最小単位である素粒子に重さがなければ、私たち人間も地球も、この宇宙全体も、今のようななんらかの物質の集合体として、この世界に形を成して存在することはできないわけなんです。

そもそもすげぇなと思うのは、物理学者は数式のみを使って、行ったこともない宇宙の果てや、ブラックホールの謎にかなりのところまで迫ってきているということ。現時点で、宇宙は4次元どころか11次元っていう、私みたいな凡人のアタマでは想像しにくい領域まで突入している。

インド人がゼロを発見したところから人類の数学は幕を開けたと言われていますが、宇宙の謎を紐解く鍵が、人間の発想のなかにすでに備わっていて、机上の計算だけで、その謎に限りなく迫ることができるなんて、人間はこの解明のためにここまで進化したんじゃないかと思ってしまう。むしろ素粒子レベルですでに仕組まれていた、未来予想図なんじゃないかとか。そして、机上で計算された理論物理学のアイディアが、実験物理学で現実のものとして観測され(電波望遠鏡で宇宙のさまざまな現象を観測したりして)本当に実証されたりする。

ところで、さっき出てきた《対称性》という言葉ですけど、わかりやすく言えば円の回転運動などに代表される、この世界における安定した現象のこと。(かなりはしょっていますが)数学の世界では、数式の美しさをもってこの世界の謎を解く、というのが基本概念にあるのですが、宇宙誕生の起源に実際にあった《完璧に美しく対称性で保たれた世界》では、すべての素粒子はバラバラで、ただ空間を漂っているだけのものでした。それが、あるとき自発的に不均衡を起こして対称性を破り、それぞれの粒子が結合を始め、今ある宇宙や私たちとして形を成した、と。
その自発的対称性の破れは、数学理論の世界では美しくないものかもしれないんですけど、実はそれこそが人間や生けるものすべての矛盾した醜さや、つじつまの合わなさなんじゃないかと私は思い、またどこか安堵したというわけなんです。

均衡は破られなければ、美しくないものがなければ、この途方もなく美しい世界は形を成さなかった。なんてヒューマンな事実…っていうか、そもそもヒューマン枠はるか超えてんよなって思ったところで、そろそろちっぽけなイチ生物としての活動に移りたいと思います。

#ピガ兄 #神の数式完全版 #最後まで読んでくれた方ありがとう


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2020/1/9

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