笹本玲奈のインスタグラム(renastagram07) - 12月31日 16時17分

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今年6月、最愛の父がこの世を去りました。
私が17歳の時『レ・ミゼラブル』への出演が決まり、この先ミュージカル一本でやっていきたいと言った私に、
「本気でやるなら、本場で沢山ミュージカルを観て、沢山ダンスのレッスンを受けなさい」
と、NYに連れてってくれました。
最初で最後のパパとの2人旅。
私が朝から夕方までBroadway Dance Centerでダンスレッスンを山ほど受けている間に、パパは雪が降る極寒の中、tktsで私が見たいミュージカルの当日券に並んでいてくれてました。
パパはその疲れからか観劇中はほぼ寝ちゃっていましたが、唯一「感動した」と楽しんでいた作品が『42nd street』。
パパは昔からフランク・シナトラの映画や、ダンスがあるミュージカルらしいミュージカルが好きでした。
だから、パパが余命を宣告された時、またもう一度『これぞミュージカル』って作品に出ている私をパパに見せてあげたいと思い、今回『ウエスト・サイド ・ストーリー』のオーディションに挑みました。
マリア役も、父の大好きな池井戸潤先生の『ノーサイド・ゲーム』も、どちらも心から楽しみにしていたパパの見ることが出来なかった悔しさを思うと、すごく苦しいです。
私は子供の頃から自他共に認めるパパっ子でした。
未だに気持ちの整理がつきません。
この世に私を誕生させてくれた感謝の気持ちと、厳く優しかった父の教えを一生忘れずに、父のようにたくましく誠実に生きていこうと思います。
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今年1年沢山のご声援本当にありがとうございました。
誠に勝手ながら、新年のご挨拶は控えさせていただきます。
皆様良いお年をお過ごし下さい。
2019.12.31
笹本玲奈

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