小橋めぐみのインスタグラム(megumikok) - 7月22日 12時50分
昨夜読み終わって、今日になっても、じわじわ残ってる。怖さと危うさが。
芥川賞受賞作
今村夏子著「むらさきのスカートの女」
近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性のことが気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と友達になるために、自分と同じ職場で働きだすように誘導し、その生活を観察し続ける。
見たことがあるような光景、聞いたことがあるような噂話。
そんなものから始まる物語だから、あっさりと、その世界に入り込みやすく、でも途中で違和感にきづく。
この語り手である〈わたし〉は、おかしい。
〈わたし〉の視点から、その〈わたし〉をも見つめる読み手である「私」の視点が生まれる。
読んでいる視点が、ぐっと下がり、二重構造のように見えてくる。むらさきのスカートの女を見つめる〈わたし〉の物語である、と。
人のことをとやかく言いがちなこの時代に向けて、柔らかな矢が放たれた。
#むらさきのスカートの女
#今村夏子
[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)
tarororo55
「あひる」しか読んでないけど、今村さんが私が住んでる区の出身なので、妙に芥川賞受賞が嬉しくって。これからまた彼女の作品読んでみようと思います♪
ak1_73
話題の一冊ですね、あり得る感じが尚更じわじわと残らせているんですかね。読んでみたいと思います。
ikemon8974
視点の変換はある意味読者が試されますよね。めぐみさんの余韻が怖い、危ういは珍しいですよね。
splashsoda07
こんばんは☆不思議な感覚の中で物語は進んで行くんですね✨その怖さと危うさが気になります。
medamakozou
本当に読書家ですね。見習わないと(^_^;)
blu_e_verde1008
今村さん、デビュー作からぜんぶいいです!
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2019/7/22