猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 5月26日 21時44分
小一時間のお昼寝してのつもりが、とんでもなく深く眠ってしまって、とっぷり夜になっていた。
眼を覚ましたところに彼からヴィデオ電話が。静かなパリの日曜日、今日はフランスの母の日だ。
先日の金曜日、母との対話が私の人生において、どれほど貴重な時間だったのかを話すと『インスタグラムの翻訳機能でエミの書いた日本語のアーティクルは、だいたい理解してたよ。(便利だな😂)』と彼。
昨日、画家のえいちゃんにも話したのだけど、この先、母がどうなったとしても、私はもう後悔しないと思う。死の側に立つ父と、生の側に立つ私との間に母は今、凛と立っていて、まるで生きながらに死者の言葉を伝える翻訳者のようだった。自分の死生観を余すところなく伝えてくれた。
昔から、どんな話もできて、私の考える、時には突拍子もない発想も面白がって聞いてくれた母。まさしく今の私は、母によって作られた…と、話す私を優しい笑顔でひとつずつ噛みしめるように聞いている彼を見て、私は大きな愛の循環の中にいるのだなぁとしみじみ思った。 『エミをこうゆう人間にしてくれたお母さんを、僕は言祝(ことほ)いでいる。』と、彼は美しいフランス語で言った。
言葉は呪であり、また祝でもある。言葉による祝福が、どれほど人に力を与えてくれるのかを、先日の金曜日にも、そして今夜もあらためて知った。
エロスとタナトスがぴたりと手をつなぎ、永遠に循環する輪となって流れている。
私はそのせせらぎに、何一つ怯えることなく耳をそばだてている。
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2019/5/26