佐藤友子のインスタグラム(tomokosato_hokuohkurashi) - 2月17日 20時00分
「SEKAI NO OWARI」藤崎彩織さんの、人生の転機と出会った本のことを織り交ぜながら書かれたエッセイ本がとてもとてもよかった。
・
もれなく、エッセイに登場する本も読んでみたくなって、書店に足が向かっちゃうこと間違いなし。
(わたしは村田沙耶香さんの『コンビニ人間』を買いに走り今はそちらを読んでます)
・
藤崎さんが綴る文章は、その場に居合わせたわけじゃないのに、あたかも同じ空間に一緒にいたかのような錯覚を感じさせてくれた。
小学校の図書室や、バンドメンバーと暮らすシェアハウスのリビングや、ライブ会場に、一緒に。
・
そのくらいに情景がありありと浮かんで、一緒に寂しくなったり、一緒に泣きそうになったり、一緒になにかを生み出しているような気持ちに勝手になって心が揺れました。
・
はじめて自分のお金で買ったCDのハナシが出てくるのだけど、わたしはなんだったかなぁ?と思い出してみた。
・
当時は存在していた縦長の細いシングルCDで、おそらく、米米クラブの『浪漫飛行』だったんじゃないかなと。
・
ちなみに自分のお金で初めて買った小説は、よしもとばななさんの『TUGUMI』だった。あの美しすぎる装丁が、当時中学生だった自分の心を鷲掴みにしたことを鮮明に覚えている。
魔法にかかったみたいな気持ちになったなぁ。
あの小説が一冊、自分の机の棚に教科書や『りぼん』と一緒に並んでいるだけで、すこしオトナになれた気がしてたなぁ。
・
#藤崎彩織
#読書間奏文
#クラシコム読書部
#北欧暮らしの道具店
[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)
>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する
1,619
6
2019/2/17