猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 1月11日 18時39分

黄昏の築地本願寺。

検査の結果、異常なしでした?✨
検査後、ソッコーお隣のビルにあるピカピカのタリーズに駆け込んで、チャイラテとドーナツを貪るように食べましたよ。（いきなり揚げ物は本来ダメです?‍♀️）食べ始める前に、不思議だなぁ…今私の身体のなかには、なにひとつ食べ物が入っていない空っぽの状態だなんて…と、ちょっぴりブランニューな気分に。
そんな呑気なことを言ってられるのも、健康ゆえのこと。

幸せって何だろう？としみじみ考えながらついた帰路で、幸せとは何につけても『自由』であることなんじゃないかと思った。自由に選び、食べ、動き、泣いたり笑ったりできること。身体とは魂の乗り物で、しかも機械のように部品の取り替えが効かない（臓器移植などの選択はどんどん広がる世界ではありますが）一回こっきりの貴重な乗り物であると。

検査を受けている間中、生前父が、東京で受けた大腸検査で非常に苦しんでいた姿を思い出していました。末期の大腸ガンを抱えていた父は、下剤による便のくだりが腫瘍に傷をつけてしまい、感染症で40度の熱を出して、一時危篤状態に陥った。対処が早く、無事に回復したのだけど、その時の苦しさを延々と私たち子供衆に、死ぬまで恨み節言ってたっけ。

ただの検査も、まるで配管が老朽化してボロボロになったような父の腸には命に関わるようなことだったのだと、今日、父と同じ検査を受けてみてよくわかった。

幸い、私の腸はまだ若く、しなやかで、検査のストレスなど屁でもなかったわけなんだけど。

健康を宗教にしすぎたくはないけれど、人は歳をとると様々な病の恐怖から、健康こそが宗教に少なからず転換するのは致し方ないのかも…そんなことを考えながら、途中下車した築地の空をぼんやり見ていました。

過敏になりすぎぬよう、しかしきちんと身体をメンテナンスしてゆこう。

#大腸検査 #東京下町時間

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