武井義明のインスタグラム(bebechef) - 11月30日 07時35分

ちょっとイタタタタ、なおはなし。苦手なかたはご注意。あと似た症状の人も真似しないでね、これ相当乱暴だから。

中学生いや小学生の頃から足の左右の親指が陥入爪。巻き爪じゃなくて肉の中で伸びちゃうタイプ。放っておくと食い込んで、痛いどころか血が出てやがて膿んでしまうので、伸びてきたら食い込む前に思い切って斜めに切るのがいちばんと、この４０年ほどはそうして対処してきたんだが、今回、左足で切り残しがあったようで、トゲのような残り爪が、見えない奥の方で日に日に肉に食い込んできた。そしてここ数日は片足を引きずるほどに痛くなってしまった。リバガーゼを切って詰めていたのだけれど、昨日ついに肉を突き刺して血が滲んできたじゃないの。こりゃ膿む前になんとかしないといけない。
経験的に病院はあてにならない。と言っても４０年前の静岡の話ですが、小学生の時はいくつか病院をホッピングして、結局軍医上がりのおじいちゃん先生（そんな時代だったのだ）に、麻酔なしで爪を半分剥がされた。先生の合図で看護師さんが２人がかりで足を押さえたので何事かと思ったらそういうことだった。食い込んだ部位ごとメリメリと。ものすごく痛かったし、爪が戻るまで時間がかかったけど、それが良かったらしく、その後、今回まで４０年、伸びてきたら早めに斜めに自分で切ればよいのだと、対処してきたわけだ。それで事故はなかったわけです。それを４０年ぶりに痛恨の切り残し。じゃあ今回もあの軍医先生に近いことを自分でやるか。と言っても半分剥がすのは無理、「いつもより深爪」レベルで、最小限のダメージでとどめたい。ということで昨晩ボルタレンを飲んで風呂でふやかして決行。斜めにニッパー爪切りを入れて、毟るように食い込んでいた爪を切る。痛いけど、食い込んでくる痛さよりはるかにマシ。もちろん道具は消毒しましたよ。こういうことは焦るとダメ。冷静に。……うまくいきました。オキシドール、リバガーゼ、そして高性能のバンドエイド２枚できっちり包む。そう、オキシドールとリバガーゼは１８歳で上京してから常備しているのです。切った爪は本当に小さいが、端がギザギザに尖ってた。これが食い込んだんだな。しかしこれだけでこんなに痛くて参っちゃうんだから、ニンゲンって弱いなあ。そしてこのわずかな食い込みがあるかないかは感覚的にわかるわけで、それについてもすごいもんだと思う。身体って棘ひとつで気になるものね。朝になって痛みはほぼ消えておりました。

しかし根治はできないものか。時代も変わったし（もう軍医上がりはいない）、東京はいろんなクリニックがあるから、来年はこれを解決したいもんだ。でないともし寝たきりになったらここから腐っちゃうもんね。死ぬまで自分で爪を切れるようにいないとね。

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