LiLyのインスタグラム(lilylilylilycom) - 7月27日 12時58分

12年前の12月。
デビュー作の
発売日に本屋さんへ。

バクバクする心臓を
文字通り
手でおさえながら
見に行った。

探しても見つからず、
聞くのは恥ずかしくて。

やっとやっと、
一番奥の棚に一冊
ひっそりと
入荷されている
自分の本をみつけた。

嬉しい気持ちを
感じる余裕は
なかったです。

25歳。
出版は私の夢で、
ゴールだと思っていた。

だけど2006.12.08.
デビューした日、
本屋さんにて。

これは
果てしなく困難な道への
スタートだったのだと
思い知りました。

この奥の棚から、
チラリとみえる
タイトルのみで、
誰かに
目に留めてもらうこと、
手にとってもらうこと、
カバーをめくってもらうこと、
気にいってもらうこと、
買ってもらうこと......。 あるかな.....？ 物凄い低確率のなかで
選ばれ続ける
物書きだけが
職業作家として
食べていけるんだ....。 ヤバいな...、
吐きそう...。 その場に
しゃがみ込んで
泣きたくなったこと、
昨日のことみたいに
覚えています。

本屋さんの
目立つところに
こうして新刊を
並べていただけるように
なったのは、
一冊一冊に
手を伸ばして
くださってきた
読者の方のおかげです。

伸ばしてくださった手を、
わざわざ払ってくださった
お金を、
つまりは期待を、
裏切ることのない
今作ですように。

緊張感は
あの日と変わらないです。
売れなければ、
いつだって次なはいです。

#書店 様 感謝しています。
#ありがとうございます
#有隣堂アトレ恵比寿店 様
#目もと隠してオトナのはなし
#おとこのつうしんぼ からの
#エッセイ シリーズ最新刊です?

[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め！「UVシールド」を購入する

• otona MUSE