半井小絵のインスタグラム(sae_nakarai) - 6月3日 16時53分

京都の建設会社、株式会社吉川組の講習会で気象と防災の講演をさせていただきました。
話を聴いてくださった皆さま、有難うございました。

帰りは、知恩院の南門そばにある「師弟愛の像」に手を合わせて来ました。
昭和9年、私の祖母は室戸台風の暴風により倒壊した校舎の下敷きになりましたが、屋根の梁の隙間に挟まり、かろうじて助かりました。西陣小学校、5年生の時です。

師弟愛の像の説明文には、次のように書かれています。 『嗚呼、暴にして無情の室戸台風、
くずれ落ちる校舎の下に七人の教え子をかばいながら、
荒れ狂う天空に必死の加護を祈る女教師の崇高な姿、
腕に胸に膝にすがって師の無限の愛情に、恐怖をこらえる幼い児童達の傷々しい姿

死線を越えた師弟純愛のこの群像は、見る人をして胸を打たれ、聞く人をして襟を正さしめ、ひたすらに冥福を祈り、合掌黙祷を禁じ得ないのであります』

私が気象予報士になったのは、気象に敏感な祖母の影響です。知恩院の納骨堂に眠る祖母にも会うことができました。

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