偕成社のインスタグラム(kaiseisha_pr) - 5月22日 10時16分
【今週のおすすめ】世界一有名なあおむし!? 『はらぺこあおむし』が愛される4つの理由
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赤い顔に、みどりの体。おなかがぺこぺこで、なんでも食べるあおむしといえば……そう、「はらぺこあおむし」です。はじめて見ると、「えっ、虫が主人公?」とびっくりするかもしれませんが、この『はらぺこあおむし』(エリック・カール 作/もりひさし 訳)は、偕成社を代表する絵本のひとつ。日本語版の刊行から40年以上経つ、世界各国で訳される人気の作品です。
きょうは、この絵本の魅力をたっぷりご紹介します!
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まずは『はらぺこあおむし』のストーリーをご紹介します。
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日曜日の朝、ぽん! とたまごから、ちいさなあおむしが生まれました。あおむしはおなかがぺこぺこです。
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月曜日には、りんごをひとつ。火曜日には、なしをふたつ。水曜日には、すももをみっつ食べました。あおむしは毎日たくさんたくさん食べ、気づけば、おおきくふとっちょになっていました。
さなぎになり、何日もねむったあおむしは、最後はうつくしいちょうちょになります。
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では、『はらぺこあおむし』がたくさんの子どもたちに愛されている理由を探ってみます。
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【愛される理由1:ページにあいた穴のしかけ】
1つめは、ページにあいた穴のしかけ。月曜日のりんご、火曜日のなし、それぞれの食べ物に、あおむしが食べた、丸い穴があいています。子どもは穴の向こうをのぞいたり、自分の指をあおむしに見立てて、穴のしかけで遊ぶことができます。まだお話がわからないあかちゃんでも、この穴で遊びながら絵本を楽しめます。
何をかくそうスタッフも、幼いころ何度も指を入れて遊びました。実家の絵本は修理を重ねて、セロテープだらけです!
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【愛される理由2:希望に満ちたストーリー】
『はらぺこあおむし』のストーリーは、わかりやすくシンプルです。毎日たくさんの食べものを食べて大きくなり、最後にうつくしいちょうちょになるという成長物語に、子どもたちは自分が大きくなることを重ねあわせ、しぜんと希望を持つことができます。
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【愛される理由3:おいしそうな食べ物、ゆたかな色彩】
絵本に登場する食べ物は、どれもとってもおいしそう。りんごやいちごなど、身近なくだものもあれば、ケーキやアイスクリームといった子どもの大好きなおかし、ピクルスやさくらんぼパイなど、あまり食べなれないような食べ物もあります。それらをどんどん食べていく姿は、子どもたちの夢を叶えてくれているようです!
エリック・カールさんならではの、あざやかな色合いも魅力です。
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【愛される理由4:数や曜日がおぼえられる】
お勉強の絵本ではありませんが、『はらぺこあおむし』の中には数字がさりげなく登場しています。
りんごをひとつ。なしをふたつ。すももをみっつ。いちごをよっつ……ひとつずつ食べるものの数が増えていくのを絵でしぜんに理解でき、数を楽しくおぼえられます。また、月、火、水、木、と曜日でお話がすすむことで、曜日感覚も身につきます。
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スタッフも今まで何気なく読んでいた『はらぺこあおむし』。あらためて本をめくると、人気のひみつがたくさんつまっていました! これからもたくさんの子どもたちに読んでもらいたい一冊です。
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2018/5/22