海江田万里のインスタグラム(kaiedabanri) - 12月15日 19時21分

日本銀行が四半期毎に行っている「短観(全国企業短期経済観測調査)」の12月調査分が発表になりました。
夕刊一面には「五期連続改善」「11年ぶり高水準」などの見出しが踊っていますが、データを仔細に調べると、気になる数字がいくつかあります。それは企業の規模や業種に関係なく全産業で「先行き」に対する見方が慎重であるということです。すでに人手不足による収益悪化の企業も出ていますし、北朝鮮やパレスチナ紛争などの国際情勢の不安定要素に因るものと思われます。
調査は企業の経営者に行うインタビューを中心にまとめていますので、来春の賃上げに与える影響も大きいでしょう。このままでは、パートやアルバイトの時給が上がっても、勤労者全体の賃金は上がらず、物価も上がらないという奇妙な現象が続くことになります。

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